2012年2月29日水曜日

雪の馬場校舎

今朝から降り続いている雪は,やむ気配がありません。校舎にもだいぶ積もりました。昨日もだいぶ寒かったようですが,今日はそれにも増して気温が低くなっています。

こんな日にも4人の方が学校訪問・見学に来てくださることになっています。足元に十分気をつけてきていただければと思います。

中庭です。向こう側に勾配があるので,滑らないように気をつけてもらいたいところです。
お隣のマンションのお庭。いつも最後まで雪が残るところです。
校舎前の道。まっすぐ行った突当りが「早稲田通り」。そこを左に行くとJR高田馬場駅です。
車の多い道なので,早く溶けるとよいのですが・・・。
今朝も早くから医進12の新入生が何名か登校し,自習室で勉強を開始してくれています。暖房に気をつけて乾きすぎないように配慮したいと思います。


2012年2月28日火曜日

ブログの意味

医進塾はあまり宣伝に費用をかけていません。大々的に宣伝を打てばそれなりの効果があるだろうということはわかりますが、そういうやり方を取りたくないのです。

第一、あまりたくさんの方に来られても、施設・設備的に入学させられません(笑)。
第二に宣伝に使う余裕があれば、それは生徒や先生方のために使いたいと思っています。

その意味で説明会などに来ていただいた方がどのような経路で医進塾のことをお知りになったか、逆にちょっと知りたくなります。

ここ数日「このブログを見て興味を持ちました」という方から何件かご連絡をいただきました。これは私にとってまことに光栄なことで、恐縮しております。

中には、

「ブログを見ての質問なのですが・・・」

と言って来られる方もいて、一瞬頭に、

「ヤバイ、なにか変なこと書いたかな・・・!」

という思いが浮かんだりして、冷や汗をかきながら説明させていただいたこともありました。

そういう方に共通している点は、非常に熱心で真面目、かつ真剣に自分の将来(あるいは子供の将来)を考えておられるということです。

考えてみたら私のブログのように、大して面白くもないことを日記的に書き連ねているだけのものをきちんと読み、しかもそれについて質問まで下さるという方に、不真面目な方がいるはずがありません。

大変に光栄なことであり、書いたことへの責任を改めて感じています。

でも何気なくはじめたブログではありますが、そのように新しいご縁と人間関係の接点になってくれているとしたら、それなりの意味はあるのかもしれませんね(笑)。

つたないものですが、今後ともよろしくお願いいたします。

医進12入学希望者

先週の土曜日,初回の「学校説明会」を開催しました。会としては大変に盛況で,また参加して下さった方々も非常に熱心にモデル授業を聴いていて,担当の先生から,

「感心しました!」

という感想をいただきました。

その後すぐに個人面談の希望が相次ぎ,現役担当のA部先生の援助をもらいながら,終了したのが夕刻の18時前でした。

医系予備校に対する関心の高さを,改めて実感した初回の説明会でした。

医進の説明会は,もしかしたら他校のものとは少し趣が違うかもしれません。直接は知りませんが他校の場合,統計数字であるとか偏差値の一覧表の説明であるとか,あるいは合格した人の成績の羅列であるとか,あるいは今年の入試の,現時点で判明している情報であるとかが中心であると聞きます。

医進塾ではそのような数字や統計の羅列は(資料としてお渡しはしますが)私の話にはおそらく殆ど出てこないと思います。理由は,

「私がキライだから」(笑)

です。

統計や成績資料の数字は,実際にはとても大事ですし,私も受験校決定の細かい指導の時には数字を駆使して最後のツメを行います。センター得点の1点差が合否を分けることがあるのが入試というものであれば,それは当然のことです。

ですが,学校説明会の場でそれを話す必要は全くありません。

学校説明会に来てくださる方は,医進塾と何かのご縁のある方だと思います。そしてそのご縁は「志望大学・学部に合格するにはどうすればよいのか」という関心1点を巡ってのものであるはずです。その点,その「関心」に,明確にお答えするものがあるからこそ,説明会に,

「来てよかった!」

と思っていただけるのではないでしょうか。

私は説明会で,「合格した子はどうやって勉強したのか」を話します。「不合格だった子がどのような勉強方法をとったのか」についても話します。また「合格と不合格とを分ける線はどこにあるのか」についても,きわめて具体的に話します。

たとえ結果として医進塾を選んでいただけなかったとしても(それは一つの「結果」ですから,しかたのないことです),説明会でお話ししたことがその生徒のこれからの勉強に,何か役に立ってくれたとしたら,このせっかくのご縁にお応えしたことになるのだろうと考えているのです。

大教室で何百人もの方を集めて行う説明会では,絶対にできないようなお話をいろいろとさせていただきたいと願っています。

参加ご希望の方は,ぜひ予約のお電話をいただけたらと願っています。(03-3205-4308)。

合格者一覧表更新!

『塾生専用ページ』の「合格者一覧表」を更新しました。


まだ合格校を事務室に届け出ていない人は,大至急お願いします!!

2012年2月27日月曜日

インフルエンザ・・・

まさかとは思ったのですが、見事に先週火曜日にインフルエンザにやられてしまいまいした。生まれて初めてのインフルエンザ罹患でした。以前にも熱を出したということはあったのですが、回数的には決して多くなく、特に10年以上前にイタリアのアッシジというところで9度以上の発熱を経験してからは、自分なりに気をつけていたこともあり、ほとんど経験がありませんでした。

それが先週の月曜あたりからなんだか深い咳が出て、変だなと思っているうちに、発熱。熱があることは朝のうちからわかっていたのですが、早稲田大学入試即日解答作成の仕事もあったりしてなんとなく時間がたち、終わってから測ってみたら、8度9分!!だったというわけです。

すぐにかかりつけの地元の病院に駆け込んだら、検査⇒即「A型ですね」(笑)。そのころには9度を超えていたと思います。

面白かったのは担当のY先生が「タミフルでゆきますか、どうしますか?」と聞いてきたことです。私はドクターの指示には忠実なほうなので(笑)「なんでもいいです、効くのなら」ということですぐに処方箋を書いてもらいました。

後から聞いたり自分で調べたりしたところ、インフルエンザは対症療法で様子を見ても大体一週間くらいで沈静化するので、特にタミフルのようにいろいろなうわさ・評判のある薬の場合は、一応患者の承諾を得るというような方針なのだそうです。

タミフルをすぐに服用し、そのまま食事もせずに寝てしまいました。夜中に一度おきてもう一回服薬。驚いたことにその時点でもう熱が5度3分にまで下がっていたことです。

タミフルは解熱剤ではないのに、なんと服薬後12時間で4度近く体温が急降下したわけです。熱の高さよりもこちらのほうが心配になりました。もともと人間の身体はhomeostasisホメオスターシスと言って「恒常性維持機能」が備わっており、それが外界の条件の急激な変化から脳やその他の器官を守っています。外気温であっても、最高温度と最低温度が4度の差というのはかなり大きなものだと思います。それと同じ変化が身体の内部に起こったわけですから、ほかに影響を与えないはずはありません。

めったに体験できないことなので、そのあたりから自分の身体の変化や、思考への影響などをずっと観察することにしました(笑)。

気がついたことはいろいろありましたが、中でも面白かったのは、体温が急激に上昇したときにはまったく感じなかった「思考レベルの低下」が、体温の急降下時には起こったことです。9度前後の熱がありながらも、早稲田大学の入試問題はほぼ完全に出来ており、先生方との話し合い(問題によってはダイレクトな答えが出せないことがあり、担当の先生方で話し合って妥当なラインを決めます)にも、支障はまったく感じられませんでした。

それが体温急降下時になると、問題の英語は読めても意味がつかめない、読んでいる英文は理解できても、それの前後の文章との論理的な関係がつかみきれない、ということが頻発しました。

これはとても面白い体験で、もしかしたら自分の持っている基礎エネルギ-が身体の恒常性維持に割かれている関係で思考能力まで回らないのかも・・・などと思ったりもしました。

下がった熱が上がるかな、とも思いましたが、それはなく、そのままあとは一眠りするたびにもとに戻ってゆくような回復のステップを実感し、何とかもとの状態に戻れたと思ったのが土曜日の朝。様子を見ながらちょっとだけ仕事をして、日曜日に再度休息。問題がないようなので、今日から完全復帰というわけです。

たくさんの方からお見舞いのメールをいただき、恐縮しております。本当にありがとうございました。

当たり前のことですが「健康の大事さ」を改めて実感できた1週間でした。

ブログもほぼ一週間停滞してしまいました(汗)。本当は病状の報告をひとつの資料として載せようかなともおもったのですが、医進のある生徒から、

「くれぐれも、余計なことをしないで寝ててくださいね!!」

と強く言われたこともあって(笑)、とにかくこの期間はおとなしくしておりました。

ちょうど医進11と12の入れ替わりの時期になっており、お伝えすることもいろいろあるようです。再開しますので、今後ともよろしくお願いいたします。

2012年2月21日火曜日

合格者一覧表更新!

『塾生専用ページ』の「合格者一覧表」を更新しました。

まだ合格校を事務室に届け出ていない人は,大至急お願いします!!

諦めないことの大事さ

「絶望する」とか「心が折れる」とか「やる気をなくす」「モチベーションが下がる」・・・等,マイナスイメージの言葉はたくさんあります。

でもどんな状況にあっても,「打つ手が全くない」という状況は存在しないのです。

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セルフイメージの大事さ

自分が将来どのような医師,獣医師として活躍したいのか,それをできるだけ明確なイメージとして思う浮かべることは,とても大事なことです。

受験勉強という,ともすると細かい知識の暗記に終始しがちで,「何のために自分はこんなことをやっているか」という疑問を持ちやすい勉強をしている生徒にとっても,それが自分の将来の姿に直接・間接につながっているという意識を持つことは,大変に有効なことなのです。

その意味で以下のヒルトンの言葉は,大いに学ぶべき点があると思います。

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ヒルトンホテルの創業者、コンラッド・ヒルトンは、

若いころは学歴もない、ただのホテルのベルボーイだった。


後年、インタビューを受けた時に、

「たかがベルボーイが、どうやってここまで成功できたんですか?」

とちょっと嫌みっぽく聞かれた。


この時に彼はこう答えた。

「ベルボーイが成功してホテル王になったんじゃない。


ホテル王が、ベルボーイから始めたんだ

もし彼が若い頃に「自分はベルボーイなんだ」というセルフイメージがあったら一生ベルボーイだったかもしれない。

2012年2月20日月曜日

言葉は違えど・・・

いつも私のところに送られてくるメールマガジンに,こんな言葉が載っていました。

言葉の使い方は違いますが,結局は私がいつも言っていることと同じことなのではないかと思った次第です。

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From:小川忠洋 ダイレクト出版

問題が自分の外にあると思うなら、
 その考えこそが問題だ

7つの習慣の著者スティーヴィンコヴィー博士は、
こう言っている。これほど、明確な思考はない。

何か問題が発生した時、
誰かのせいにする人がいる・・・
周りのせいにする人がいる・・・
環境のせいにする人がいる・・・

上司がこうだから、、、
あの人がこうだから、、、
不景気だから、、、
だから自分はこうするしかなかった。

などという論理を展開する人がいるが、
彼は、その考えこそが問題だと言う。

全ての問題は自分自身の中にある。
自分が直面している全ての問題は、
過去の自分の選択の結果なのだ。

そして、過去の自分の選択は、
過去の自分の意思で行ったものだ。
選択を強制されるような事は、あまりない。
拳銃を突きつけられて、こうしろ!
と命令されるようなシチュエーションは
普通の人はめったに経験しない。

我々は、選択の自由を持っている。

ところが、問題を他人や他の環境の
せいにしてしまうという事は、
自分が自分の意思で選択して来た
その事実を認めないという事だ。

つまり、それは、
今もこれからも、自分自身の
選択の自由を否定してしまう事になる。

やっかいなのは、
自分の選択、自分の行動と、
それに対する結果が出るまでに
時間がかかる事。

だから、人は自分が選択した事だ、
自分がやった事だという事を忘れてしまう。

自分が何かを行動して、
スグに結果が出たら、
あ、自分の行動が問題だったんだな、
って気づくことができるけど、

大切な事ってほとんどそうじゃない。
日頃の小さな自分の行動が、
積み重なって、ある日突然、結果がでる。

不健康な食事をして、
スグに病気になったら、
誰も不健康な食事なんかしない。

仕事の手をちょっと抜いて、
それがスグに自分の給与に跳ね返ったら、
誰も手を抜いたりしない。

ところが現実は、
ちょっと手を抜いても何も変わらない。
だから、また手を抜いちゃう。
しばらくしたら、それが当たり前の基準になる。

そして、ある日突然、
あなたは会社に必要ない。
と言われてしまう。

自分が招いた結果であるにも関わらず、
そんな人は、その時、上司や仕事のやり方
など別の話題を持ち出してしまう。

問題が自分の外にあると思うなら、
 その考えこそが問題だ

もし、あなたが今、何らかの問題に
直面しているなら、自分の外を考えるよりも
自分の中を考えた方がいい。

結局のところ、
変える事ができる事、
責任を取る事ができるのは、
自分自身だけであり、
自分の外側ではないからだ。

-小川忠洋
ダイレクト出版

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いわゆる『自己啓発』系の本(『俗流心理学』系のものを含む)はあまり好きではありません。人間の心理は学べば学ぶほど奥が深く複雑で,単純に類型化したり構造化したりはできないからです。

でももし上に書いたようなことがスティーヴィンコヴィー博士の本に書かれているのであれば,全く同感です。

「全てはひとのこころがきめる」という点で,見方の基本が同じだからです。

洋の東西を問わず・・・というところでしょうか。

2012年2月19日日曜日

YaYa あの時代を忘れない

はるか遠くの思い出です。

私は大学をうろつき回って合計3つ行き,それぞれに貴重な思い出をたくさんもらいました。それらの一つひとつが,今の私を作るのに大きな役目を果たしており,どの一つをとっても他のものよりも上ということはありません。

それでも,私が自分の「大学生活とは」といわれたとき,真っ先に,そして一番心に深く思うのは,最初の青山学院のことです。

1974年から1980年まで,六年間,学部と院とでお世話になりました。

その時代のことを一番イメージさせてくれるのが,サザンオールスターズの「YaYaあの時代を忘れない」という曲です。

この曲そのものは1982年のリリースです。年代的には私が在学した時期とは若干ずれています。でも青学時代,サザンのメンバーの何人かは私と同じ学年で,うち二人は同じ学部・学科でしたからたぶん彼らの記憶の中の青山学院も,私の記憶とかなり重なっているはずです。

在学中はBetter Daysというグループに彼らは入っていて,活発な活動を続けていたようです。「ようです」というのは,同じクラスにいたはずなのに,彼らの顔を教室で見た覚えがあまりないからです(笑)。当時は,確か「温泉ステテコバンド」とかなんとかいう名前でした。プロデビューが78年ですので,私の学部卒業と同じです。

だから,ということでもあるのでしょうが,なんとなく心引かれる歌詞です。今にして思うと,こんな大学時代を送れた私は,本当に幸せだったのでしょう。その時はそんなふうには全然思っていませんでしたが(笑)。

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『YaYa あの時代をわすれない』

作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

胸に残る 愛しい人よ
飲み明かしてた なつかしい時

秋が恋を せつなくすれば
ひとり身のキャンパス
涙のチャペル

もう あの頃のことは 夢の中へ
知らぬ間に遠く
Years go by
Suger Suger Ya Ya petit choux

美しすぎるほど

Pleasure Pleasure
La La Voulez-vous

忘られぬ 日々よ
互いにギター 鳴らすだけで
わかりあえてた 奴もいたよ
もどれるなら

Woh In my life again

眼ににうかぶのは oh-better days

とびきりすてきな恋などもしたいと思う
帰らぬ思い出

Time goes by
Suger Suger Ya Ya petit choux

も一度だけ 会えたら

Pleasure Pleasure La La
Voulez-vous

いつの日にかまた

Suger Suger Ya Ya petit choux

美しすぎるほど

Pleasure Pleasure
La La Voulez-vous

忘られぬ 日々よ
忘られぬ日々よ……

2012年2月18日土曜日

学校見学

寒い日が続きます。

医進塾では先週あたりから学校見学者が非常に増えてきています。医進では学校見学・説明には必ず保護者と一緒にきてもらうことにしています。ですから時間の調整も大変だろうと思います。それでも医学部・獣医学部への進学希望者のご両親とは、ぜひとも一度はお目にかかっておきたいというのが私の気持ちです。

入るかどうかわからない、ただの学校説明会にまでご両親と一緒でなければダメ!というのはなんとなく高飛車な感じがするかもしれません。

ですがこれは医進塾の運営方針に関わる、とても大事なことでもあるのです。

医進塾では塾生を丸一日お預かりします。合宿時には丸一日どころか、1週間以上丸抱えすることにもなります。塾生に十分な指導と援助をするためには、やはりご両親とのコミュニケーションが何より大事だと私は感じています。

理由はもうひとつあります。

生徒だけでなくご両親とお話をさせていただくことで、そのご家庭の指導方針や子供の育て方、あるいは生活習慣の方向などが明確になります。それが医進塾の方針と合わないような場合、生徒本人の入学をこちらから事前にお断りするようになるのですが、そのためにも、最初の面接(in-take面接といいます)時に、できるだけたくさんの情報があったほうがよいのです。

医系専門予備校は医進塾だけではありません。ほかにも山ほどあります。医進塾に入れないからといって残念に思う必要はありません。そのご家庭や自分に合った場所で、十分に自分の学力を伸ばし、来年の合格につなげてくれれば、それが一番です。

今日見えたご家庭は、ご両親様と息子さんでした。大変にまじめな感じのお子さんで、ご両親の教育に対する情熱も十分に理解させていただきました。

勉強は24日からになりますが、その前に自習室のブースに案内し、一週間だけ入学が『先輩』にあたるI垣くんに紹介しました。今日は挨拶だけでしたが、見ている感じはとてもよく、よい仲間になってくれることと思います。

こんな風に医進12が出来上がってゆきます。

明日は見学予約が2件。どんな子がくるのか、いまから楽しみです。

2012年2月17日金曜日

合格者一覧表更新

『塾生専用ページ』の「合格者一覧表」を2月17日付けのものに更新しました。合格連絡をまだ事務室にしていない人は,至急ご連絡ください。

2012年2月16日木曜日

すべてはひとのこころが決める。

以前の記事へ、昔の教え子から感想が送られてきました。

もう30年前の教え子です。会社ではかなり重要な役に着いて忙しくしているようです。もう40才過ぎているはずですから、当然ですが……(^ ^)。

+++++++++++++++++

全てはひとのこころが決める」先ほど4年生と1年生の娘に読み聞かせました。私はGEというところにおり、以前はシックスシグマという手法でbusiness(とりわけ営業手法)も科学的に実にデジタルに行っていました。今もcultureは残っておりますが、最終的に大事なのはspirit、平たく言うと根性論みたいなところにあり、実際にchallenge&commitすることが尊重されます。数字に追いまくられますが、結局「思い」が結果を作ることを知りました。子供達にも言いますが、野球の試合などで悔し涙を流していたりするのを目にしますが、勝者は練習の時にもっと涙を流したのだという事実を敗者は学ばなくてはならない。苦しいのは自分だけではないと言うこと、本当にそう思います。先生の生徒さん達が本当にうらやましいです。(私は気付くのが遅かったですが(笑))

++++++++++++++++++

ありがたいコメントです。(笑)

55555の切番

さっきちょっとブログをみたら、アクセスカウンターが55554になっていました。あと一人で55555だねぇって、事務室のK子さんに言ったら、早速自分のスマートフォンでブログにアクセスし、

「やった!55555は私です!」

と喜んでいました(笑)。

ネット用語で「キリ番」というらしいのですが、ブログを見ていると、

「きり番100000ゲット!」

とかがよく書かれていますので、ネットの世界では人口に膾炙した言い方らしいですね。

どうでもよいことではありますが、このように何気ない生活の一場面にひとつの遊び感覚を持ち込むということが、今の子供たちはとても上手です。

フランス人の哲学者、ロジェ・カイヨワは、遊びを4種類にわけ、それぞれ、アゴーン(競争:文字通り徒競走など)、アレア(偶然:ルーレットなど)、ミミクリー(模倣:演劇やRPGなど)、イリンクス(眩暈:絶叫マシーンなど)と名づけたのですが、キリ番遊びなどは何に当たるのでしょうね。アレアでしょうか。

今日は日大獣医の2期試験で、何人かの塾生が受験会場にいるはずです。2期は難しいとよく言われます。でも試験はいつでも同じで、力があれば受かり、なければ落ちる、ただそれだけのことなのです。

受験を遊びに喩えると不謹慎のそしりを受けそうです。でも面白いことにカイヨワは上記4つの分類に対して、「真剣に遊ぶのでなければ、それは遊びにならない」ということも言っているのです。

真剣に遊ぶ・・・言葉の矛盾のような気がすると同時に、物事の本質を衝いた言い方のようにも思えます。

大学入試の試験は、上の4つの分類すべてに当てはまります。その意味で、やはり「真剣」に取り組まざるを得ないのです。

2012年2月15日水曜日

合格者一覧表更新!

『塾生専用ページ』の「合格者一覧表」を更新しました。

合格した方,おめでとうございます!!

まだ先がある人もいます。これを励みにして,最後まで頑張りましょう!!

2012年2月14日火曜日

医進11の皆さん!!

合格発表が続いています。

医学部コースの人も獣医学部コースの人も,合格できた人はよいとして,そうでない人はいろいろと思い悩むことも多いことでしょう。

こういう時には,つい「弱気」になり,「マイナス志向」になりがちです。

気持ちが弱くなると,「分かるはずの問題が分からない」ことになり,その結果「ますます落ち込む」ということになります。

全てはひとのこころが決める

このことを思い出してください。
皆さんにラミネートのカードを配ったのは,決して飾りとしてではありません。
こういうときのためにです。

すべてはひとのこころが決める

過去と他人は変えられません。変えられるのは自分のこころだけです。
そしてそれは,誰にとっても共通していることなのです。
自分だけよい思いをしている受験生など,一人もいません。
みな,苦しく,つらく,重荷に喘いでいるのです。

君たちが一年間,ここで勉強してきたのは,今このときのためなのです。
決して負けてはいけない!

全てはひとのこころが決める

歯を食いしばって,先に進みましょう!!

決して

辛そうな顔をしてはいけない!!

姿勢も大事です。

猫背になってませんか?
下を向いていませんか?
うつむき加減になっていませんか?

口元を引き締めて,しっかり前を向いて,まっすぐに,強く,進みましょう。

幸運の女神は,常に挑戦し続ける人に微笑むのです。
弱気になってはいけません。

全てはひとのこころがきめる

このことを,今一度,しっかりと自分自身に言い聞かせてください。

先生方も,先に合格した医進の仲間も,先輩方も,みなさんのことを気にかけてくれています。

君たちは

一人ぼっちではない!

大勢の先輩,後輩,仲間に囲まれています。
先生方もみな君たちの味方です。

あと一ヶ月,この時期をなんとしても乗り越えて,3月31日の『解散式』を,明るく迎えましょう!!

全てはひとのこころが決める

忘れないでくださいね!!

2012年2月13日月曜日

医進12いよいよ・・・

獣医学部、医学部の発表が順次続くなか、いよいよ医進12が少しつづ動き始めました。今日は午前中に医進12の最初の塾生であるI垣くんが来校。割り当てられた自習室ブースに座り、k山先生の数学の指導を受け始めました。

高校卒業後、外国にしばらく出ていたこともあり、理系の勉強そのものからは遠ざかっていた期間が長いI垣くんですが、k山先生の指導で、徹底的に基礎からやり直すプログラムを組み、今日は一日中数学漬けだったようです。

明日は英語のh田先生の指導を受けることになっています。

非常に真面目で努力を厭わないI垣くんのようです。どこまで伸びるか楽しみでもありますね(笑)。

午前中、合格した塾生の保護者の方から大変に丁寧なお葉書を頂戴しました。とても嬉しい内容のお葉書でしたが、特に、

「医進塾でなければ、この結果はだせなかったとおもいます」

と書いていただいたところに、心を打たれました。

「お預かりして良かった!」

と思うと同時に、まだ合格まで達していない塾生のためにも、最後まで力をつくし指導に全力を上げたいと改めて心に決めた次第です。

医進塾は、

「去る者は追わず、来るものは、拒むこともある」(笑)

予備校です。

昨年もその前も、入塾希望があるからと言って全員を入学させるわけではありませんでした。今年もその方針は同じです。入学時の基礎学力も重視しますが,何より入学する本人の『勉強への誠意と努力を厭わない態度,志の高さ』を基準にします。

多少点数や学力が高くても,勉強への誠意の見られない子には,他の学校を勧めます。

こちらが選んで入って来てもらった以上、最後の最後まで徹底的に指導したいと考えています。

医進11が去り、新しく医進12がスタートします。

新しいドラマの始まりです・・・。

合格発表(2/13)

本日(2/13)までの合格者を『塾生専用ページ』に掲載しました。

ご確認ください。

まだ事務室に届けていない方は、大至急お願いします。

2012年2月12日日曜日

長崎で考えたこと

私が最初に長崎を訪れたのは,18歳のとき,家族旅行ででした。40年前のことになります。『雲仙・長崎・別府の旅』とかいうものだったように覚えています。

それ以来,何度訪れたことでしょう。おそらく30回くらいになると思います。

もちろんそのほとんどは『旅行』というよりも,当時長崎聖母の騎士学園にお世話になっていた息子たちの「保護者会」だったり「進路説明会」だったり,あるいは「文化祭」や「宗教劇」だったり・・・と,親としての学校訪問でした。

特に上の子は学校の先生がたに

「逆らいまくっていた」(本人の弁・笑)

ため,私は担任の先生や生活指導の先生にお目にかかるたびに,コメツキバッタのようにひたすら頭を下げてお詫びを申し上げていたような記憶しかありません(笑)。

今回は,半分は仕事でしたが,あとの半分で時間を自由に取り,今まで行けなかったところに足を伸ばしてみたりしました。

長崎というと,どうしても避けて通れないのが「キリシタン史」です。江戸末期,大浦に建てられた「フランス寺」のプチジャン神父のところに,浦上の寒村に住む農民が来て,「私の胸,貴方の胸と同じ」と,告白し,250年にわたる潜伏キリシタン史にピリオドが打たれたことは,余りにも有名な話です。

長崎のキリシタン史は,遠藤周作の作品『沈黙』で有名です。長崎を訪れる人は一度読んでから行かれるとよいと思います。私は一人のカトリック者として遠藤が描くところの「キリスト教」に,必ずしも賛成するものではありません。ですが,賛否を超えて心に訴える大きな『問』を投げかけられることは事実として認めねばなりません。その意味では「名作」と言ってよいのではないでしょうか。

キリシタンの歴史を見るとき,私たちが決して忘れてならないのは,

『許し』と『和解」,そして『平和』

だと思います。

そのどれもが「ただの許し,ただの仲直り,ただの平和」ではなく,信者としての「一生をかけた許しと和解と平和」であったことを,長崎という地は,私たちに教えてくれます。

イザヤ・ベンダサンという名前でも有名だった山本七平(『日本人とユダヤ人』の著者です)が,ある時,ある司祭との対談中に,

『カトリックには長崎があるからなぁ・・・かないませんよ』

と言ったことがあります。

彼自身はプロテスタントでしたが,一般的にカトリック教会に対しては批判的なはずのプロテスタント教会の方をも,感動させるような何かを,長崎という場所は持っているのです。

私にとって,長崎は,自分の故郷以上の場所でもあります。

合格おめでとう!!

獣医学部の合格発表が続いています。

合格!』を手にされた方,心から

おめでとうございます!


今までの苦しさが全て

「溶けてゆくようです!」

と言った人がいます。

「言いえて妙」

とはまさにこの言葉だと思いませんか?(笑)

順次『塾生専用ページ』にお名前を掲載させていただきます。

万が一,ミスや洩れがあった場合は,至急事務室にご連絡ください。

今の時点で,まだまだこれからに挑戦する人もいると思います。仲間の喜びは皆さんのこれからの喜びでもあります。

絶対に合格を手にする!!

という気持ちを忘れず,残された日々を過ごしましょう。

2012年2月8日水曜日

長崎行き

明日と明後日、長崎でプレゼンテーションのお話をしてきます。名古屋には何度か呼ばれて行ったことがありますが、長崎は初めてなので、楽しみです。

でも上の子も下の子も、両方とも『長崎の聖母の騎士学園高校』というところにお世話になって、学期が改まるたびに保護者会やらなにやらで東京ー長崎間を行ったり来たりしておりましたので、全く知らない場所というわけでもありません。

市内なら観光案内ができるくらいです(笑)。

そのため、明日と明後日はブログの更新もできなくなると思います。ご了承ください。

明日からは連続して獣医学部の合格発表ですね!結果を楽しみにしています!

2012年2月7日火曜日

考えてしまった画像

これは考えました。

人間の外界認識のプロセスってどうなっているのでしょうね。

全部間違っている字なのに,読めてしまう・・・・。「全体は部分の集合ではない」というゲシュタルト心理学の考え方が,基本的には正しいということだろうとは思います。


解説には「最初と最後の字があっていれば,人間は間を自動調節して読んでしまうものなので,実はケアレスミスはこういうふうに起こるのです」と書いてありました。

そうはそうだと思いますが,もしかしたら私たちはこの文章を「字」として認識していないのかもしれないとも思います。人間の脳には「空間補完能力」というものがあり,分かっているものである場合は最小限の情報からそれを再現します。

でもそれはあくまで,

「分かっているもの」

という限定がつきます。

上のパネルの文章も,私たちにとって日常茶飯に使っている文章だから読めるのであって,全く未知の内容であれば読めないと思います。

通訳や翻訳をしているときによく感じることと同じですね。Translateしたりinterpretしたりしているとき,私たちは決して新情報を字,あるいは音声という形で脳に伝達し,そこで「他言語への変換」をしているのではありません。

私たちの頭の中に

「既に形成されている知識」

を,その場に相応しい形に変えて,その文章に,

Read IN

しているだけなのです。

単語一つ一つを忠実に訳したら,とても読むに(聞くに)耐えない文章になってしまいます。

そんなことも含めて,パネルを見ながらいろいろと考えていました。


done is better than perfect

フェイスブックの創始者の言葉だそうです。

常に・・・ということではないのですが,勉強にも同じようなことが言える場合があります。

男なら・・・(笑)。

この画像も似たようなものでしょうか(笑)。

思わず悪いほうに「頑張れ!」って言ってやりたくなります。

正義の味方・・・?

笑ってしまった画像です。

確かに「正義の味方」よりも「悪の組織」のほうが,きちんとした経営・営業努力を重ねているようですよね(笑)。

2012年2月6日月曜日

医者の決意

FBに載せた記事ですが、こちらにも再録します。

############


上山博康さん(旭川赤十字病院第一脳神経外科部長脳卒中センター長)

秋田脳血管研究センターの伊藤善太郎先生から学んだことはたくさんあります。
まず伊藤先生に接していて一番違和感があったのは、患者さんが亡くなると深々と頭を下げて

「力及ばず申し訳ございませんでした」

と謝るんですよ。

それまで、謝るなんて言葉は僕の辞書にはなかった。重症で手の施しようのない患者さんに対て、

「そうやって謝ったら、こっちに落ち度がないのに医療ミスのように取られてしまいませんか」

と言ったんです。

すると伊藤先生はこうおっしゃったんです。

「それは上山、医者の論理だろう。医者にはダメだと分かっても、患者さんの側には分かるわけない。助けてほしいから来ているんだよ。俺たちに力がないから助けられないんだよ」

衝撃でした。

その時の伊藤先生の言葉はいまでも忘れません。

それから、

「目線の高さを変えるな」

とも言われました。

「患者は人生を懸けて手術台に上るんだ。俺たちは何を懸ける。おまえのプライドを懸けろ。医者としてのすべてのプライドを懸けろ。それしか患者の信頼に応える方法はないんだ」

普段は穏和な伊藤先生が、その時ばかりはゾッとするくらいの気迫でした。伊藤先生は44歳の若さで亡くなられましたが、先生のバトンを本当の意味で受け取れたのは、その後北大に戻って、ある脳腫瘍の患者さんの手術を行ってからだと思います。

伊藤先生が亡くなった後、退官前の都留先生が「戻ってこい」と声を掛けてくださいましてね。再び北大で頑張っているところにその患者さんは来られたのです。

それまで何度も開頭手術をしたけど腫瘍が取れない。

僕とは妙に気が合いましてね。難しい症例でしたがなんとか助けてあげたかった。それで、腫瘍に通じる内頸動脈からカテーテルを通して特殊な接着剤を入れ、腫瘍を固めて壊死させる特別な手術を行うことにしたんです。

手術は順調に進み、終盤に差し掛かっていよいよ接着剤を注入する段階に来ました。四ccほど問題なく入りました。そこでやめればよかったんですが、腫瘍が大きかったのでさらに注入したんです。

その瞬間、接着剤がよそに流れ込まないよう留めていた二本のクリップが開いたんだと思います。
接着剤は全部脳幹に流れていきました。顕微鏡を見て分かりましたよ。

あっ、これはダメだって……。

あの時の感覚は生涯忘れません。空気が凍りついたというか、時間が停止して違う次元へ飛んでいったというか。もう手術室にも、自分の個室にも、どこにも行き場がないんです。脳裏には手術前の彼の笑顔が浮かんでいました。

「俺には独り立ちできていない子どもが二人いるから、まだ死にたくないんだ。俺、先生に任せるから、頼むよ」

自分の愚かさが歯がゆくて、悔しくて……

そのままご家族のところに行き、土下座して謝りました。奥様は泣いたままでした。ご長男が涙を拭きながら言ってくれました。

「……父は先生のことが好きで、先生を信頼して手術を受けると言いました。父の信じた先生が、一所懸命やってこうなったんだから、悔しいけど仕方ありません……」

あの時ですよ、伊藤先生の言葉の重さを本当に理解できたのは。

患者さんは命を懸けて僕たちを信頼する。手術前に遺書を書く人もいますが、患者さんはそのくらいの覚悟で手術台に乗るんです。

医者にもそれと同等の覚悟が要るんです。

「先生に任せるから」

と言ってくれた彼の悔しさが、僕にはどうしても忘れられません。いまでもあの笑顔が脳裏から離れません。だから僕は手を抜けないんです。

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日野原先生のお話

聖路加国際病院で現在のご活躍の日野原先生のお話です。

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医師としての原点を語る時、外せないのが、
医局に入ったばかりの頃、最初に担当した
結核性腹膜炎の十六歳の少女です。

彼女には父親がおらず、母親が女工として働いていました。
家が貧しくて彼女自身も中学に行かず働いていたのですが、
ある時、結核を患って入院してきたんです。

その病室は八人部屋で、日曜になると
皆の家族や友人が差し入れを持って見舞いにくる。

でも彼女を訪ねてくる人はほとんどいない。
母親は日曜も工場で働いていたから、
見舞いにもなかなか来られなかったんです。

私は日曜になると教会の朝の礼拝に出席するため、
同僚に彼女のことを頼んでいました。

ところがある時、その同僚から

「日野原先生は、日曜日は
いつも病院に来られないから寂しい」

と彼女が言っていたと聞かされましてね。
以来私は朝教会に行く前に、病室へ顔を出し、
それから礼拝に出るようにしたんです。
これはその後の私の医師としての習慣にもなりました。

ところが当時は結核の治療法がなかったために、
どんどん容態が悪くなっていってね。

非常に心配していたんですが、ある朝様子を見に行くと、

「先生、私は死ぬような気がします……」

と言うんです。私は

「午後にはお母さんが来られる予定だから、頑張りなさい」

と言いました。

すると彼女はしばらく目を閉じて、
また目を開いて言葉を続けました。

「お母さんはもう間に合わないと思いますから……、
私がどんなにお母さんに感謝していたかを、
日野原先生の口から伝えてください」。

そうして手を合わせた彼女に、私は

「バカなことを言うんじゃない。死ぬなんて考えないで!
もうすぐお母さんが見えるから、しっかりしなさい」

と言って、その言葉を否定したんです。

ところが見る見るうちに顔が真っ青になっていったので、
私は看護師を呼んで「強心剤を打って延命しよう」と言い、
弱っている彼女に強心剤をジャンジャン打った。

そして「頑張れっ、頑張れっ!」と大声で叫び続けた。

彼女はまもなく茶褐色の胆汁を吐いて、
二つ三つ大きく息をしてから無呼吸になりました。

私は大急ぎで彼女の痩せた胸の上に聴診器を当てましたが、
もう二度とその心音を捉えることはできませんでした。

私は彼女の死体を前にして、どうしてあの時

「安心して成仏しなさい。
お母さんには、私があなたの気持ちを
ちゃんと伝えてあげるから」

と言ってあげられなかったのだろう。
強心剤を注射する代わりに、
どうしてもっと彼女の手を握っていてあげなかったのか、
と悔やまれてなりませんでした。

私は静かに死んでいこうとする彼女に、
最後の最後まで鞭を打ってしまったわけです。

この時に、医師というのは
ただ患者さんの命を助けるのじゃない。

死にゆく人たちの心を支え、死を受け入れるための
援助をしなければならないのだと思いました。

その強い自責の念が、
後にターミナルケア(終末の患者へのケア)や
ホスピスに大きな関心と努力を払い、
人々が安心して天国や浄土に行くにはどうしたらよいかを考え、
そういう施設をつくる行為へと繋がっていったんですね。

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深く考えさせられるお話だと思います。

ゼロ学期始まる。

昨日で獣医学部5連続入試が終わり、2012年の医学部・獣医学部入試もひとつの山を越えました。

試験が予想通りうまくいった人は、冷静に発表を待ちましょう。
思い通りに行かなかった人も、発表後の対応を含めて、今までの勉強をそのまま続けてもらいたいと思います。

今日から医進塾は、午前中は英語と数学の「SC」講座(SC:Study Check、担当の先生の指導を個別に受けながら自分の勉強を継続してゆくタイプの講座。今までSSと呼んでいたものです)。午後は主として個別指導の二本立てになります。

夕刻17時からはいよいよ「ゼロ学期」が開始され、新高3、高2生が来年に向けての勉強に取り掛かります。

ゼロ学期は英語、数学ⅠA、ⅡB、ⅢC、生物、化学、物理がそれぞれおかれ、自分の学校の進度にあわせて受講することができます。

数学ⅢCは未習を前提で授業を進めますが、学校でもう入っている方が多い場合はそれに合わせて授業を行います。

各授業の前に、簡単な「確認テスト」を実施する場合もあります。これは「実力テスト」ではありませんから、今の段階でまったくできなくても問題ありません。


どの授業も、先生方との質疑応答を基本に進めますので、まだ学校でやっていない分野のある人も安心して受けられます。


今からはじめれば2月末~3月に行われる期末考査(高2の場合)にも十分に対応できます。
ぜひ積極的に利用してみてください。

新卒の方で、来年度捲土重来を目指している人には、こう言いたいと思います。



日曜・休日も「ダメ」です!(笑)。

気分を一新して新しい一歩を踏み出しましょう!!

2012年2月4日土曜日

五省

『外山は精神論が好きらしい』といううわさでもあるのでしょうか(笑)、こんなのを送ってくれた人がいます。

帝国海軍兵学校の『五省』だったとおもいます。

一、至誠に悖る勿かりしか
一、言行に恥づる勿かりしか
一、気力に缺くる勿かりしか
一、努力に憾み勿かりしか
一、不精に亘る勿かりしか


Hast thou not gone against sincerity?
Hast thou not felt ashamed of thy words and deeds?
Hast thou not lacked vigor?
Hast thou exerted all possible efforts?
Hast thou not become slothful?

今でも使われているかもしれません。
言葉は古いけど、決して悪いことではないとおもいます。

来期、医進でも使おうかな(笑)。

ブスの25箇条

こんなのを見つけました。

でもこれは絶対男性にも言えることだと思いますね!

【ブスの25箇条】

 1. 笑顔がない
 2. お礼を言わない
 3. おいしいと言わない
 4. 精気がない
 5. 自信がない
 6. グチをこぼす
 7. 希望や信念がない
 8. いつも周囲が悪いと思っている
 9. 自分がブスであることを知らない
 10. 声が小さくいじけている
 11. 何でもないことにキズつく
 12. 他人にシットする
 13. 目が輝いていない
 14. いつも口がへの字の形をしている
 15. 責任転嫁がうまい
 16. 他人をうらむ
 17. 悲観的に物事を考える
 18. 問題意識を持っていない
 19. 他人につくさない
 20. 他人を信じない
 21. 人生においても仕事においても意欲がない
 22. 謙虚さがなくゴウマンである
 23. 人のアドバイスや忠告を受け入れない
 24. 自分が最も正しいと信じている
 25. 存在自体が周囲を暗くする

宝塚歌劇団の練習場に貼ってあるものだそうです。
真偽は定かではありませんが。

2012年2月3日金曜日

empty chairs and an empty table・・・

2月、3月は「世代交代」の時期です。合格を決めた人から自習室の自分の机を整理しはじめます。空いた席には新入生が座り、また新しい学年が始まるのです。

『レ・ミゼラブル』というミュージカルの中で、主人公(・・・と言っていいかどうか微妙なところですが・笑)のマリウスが、仲の良かった仲間の姿を偲びながら、誰もいない酒場で歌う歌があります。それが「Empty chairs and an empty table」です。劇も終わりに近くなった場面で歌われるこの歌には、独特の哀愁が感じられて、One day moreと並んで私のとても好きな曲です。

「圧制から市民を解放し、本当に自由で皆が一緒に進んで行ける社会を作ろう!」と仲間と一緒に立ち上がったマリウスでしたが、自分が最愛の恋人であるコゼットと、その父親代わりのジャン・バルジャンとの関係の中でうろうろしているうちに、パリで蜂起した仲間は軍隊に全員制圧されて殺されてしまいます。

自分だけ助かった(実はジャン・バルジャンに密かに助けられたのですが)こと、自分にはもうコゼット以外何一つ残されてはいないということを、誰も座っていない酒場の中で、マリウスは一人思い出しながら涙にくれるのです。

医進塾にこの自習室ができたのは09年です。各年代の座席表が私の手元にあり、誰がどこに座っていて、室長が誰であったかまで、全部記載されています。

誰もいない自習室に、その座席表を持って入ると、過ぎ去った年が一度に戻るような錯覚に陥ることがあります。座っていた人の一人ひとりを思い出しながら、

「今、どんなことをしているだろう・・・」

と、しばし感慨にふけることもあります。

最近はFaceBookなどという便利なものがあるため、医進の卒業生ともなんとなくみんなつながっているような感じがします。それはそれでよいのですが、私はこの小さな塾の自習室で、明日を夢見て今の自分を高めようと必死になって努力を重ねていた昔の彼ら、彼女らの姿のほうが好ましいように思えることもあるのです。

先日机を整理にきたK下さんとすこし部屋で話しました。

私「さびしくなるよねぇ・・・君たちがいなくなると・・・」

彼女「大丈夫ですよ!次の世代が来ますから!」

私「そうは言っても、自動的に変わるわけではないからね・・・。君たちの思い出をかみ締めながら送り出して、同時に新しい世代を受け入れて新しい人間関係を作って行くって、結構大変なんだよ」

彼女「わかりますけれど、でも今までやってきたんですよね、それで。私たちのときもそうだったのだから、先生!大丈夫ですよ」

励まされたのだか、けなされたのだかよくわからないのですが(笑)、でもそれぞれに新しいスタートを切ることは大事だし、それが私の仕事でもあるのですから、やはりやるしかないのでしょう。

今日も、何人か入学を考えているという人が見学に見えました。第一志望に合格して行った先輩の紹介で来ました、という人もいました。

そう、確かに時間は過ぎ去り、誰にとっても新しいスタート・出発の時期が近づいてきています。私一人が感傷的になってもしかたのないことなのかもしれませんね。

変な写真(追加)

前にも載せたことがあるような気がします。でも何度見ても噴出してしまいますね(笑)。

きっと広告を出した方は大真面目だったのでしょう。でも見た人がどういう表情だったか・・・。そちらを見てみたい気がしますね。



誰も、絶対に買わないと思います(笑)。

でも誤植って何回校正してもなくなりません。医進塾の学校案内パンフレットも、

「なんでこんなミスに気がつかなかったのか・・・」

というような誤植が結構あって、毎年冷や汗ものです。

あまり堂々と大きくミスっていると、案外気がつかないものらしいですね。この広告もきっとそうだったのでしょう。

話題になって売り上げが伸びる・・・ということは、ナイと思いますが(笑)。

2012年2月2日木曜日

かわいい画像(笑)

皆さんの先輩から送られてきた画像です。


かわいいですね(笑)。

不思議な画像

友人が送ってくれた画像です。

ちょっと退屈しのぎに・・・(笑)。

「薔薇の名前」の中に出てきた「文書館」がこんな感じでした。




2012年2月1日水曜日

画像もうひとつ(笑)

もうひとつもらった画像です。

なんだか自分のことを思って複雑な気持ちになりました(笑)

東京駅からの夕焼け

FBつながりの教え子、O部さんからもらった画像です。

東京でもこんなにきれいな夕日が見られるのですね。