2008年5月27日火曜日

結婚式

先週の土曜日は、教え子の結婚式でした。以前勤務していた女子高を10年ほど前に卒業した生徒で、現在は人材育成の会社に勤めており、最近ではプログラムを自分で作ってゆくほどの立場になっているとのことでした。

新郎は同じ職場で知り合い、職場結婚かと思いきや(笑)、この四月で仕事をやめもう一度キャリアアップのために早稲田の大学院でMBAを取るために勉強を始めたのだそうです。

当分は彼女の収入だけで暮らすことになり、大変だとは思いますが、それが二人で話し合った結論であれば何の問題もないだろう、と、相談を受けたときに答えました。

彼女の学生時代の思い出は、語りきれないほどあります(笑)。言い出したら切がないでしょう。でも私が彼女についてはっきり覚えている直近の思い出は、数年前に彼女が三ヶ月以上も行方不明になったことでした(笑)。

行方不明とは言っても決して悪いことをしたわけではありません(笑)。職場の上司に許可をもらい、100日間の世界一周の船旅に出ていたのです。ピースボートという企画だったとのことです。世界一周という非常に豊かなイメージとは逆に、この企画はできるだけ貧しい、恵まれない国に寄り、そこの人たちと語りあう機会を多く持つというものでした。

しばらく前から自分の胸の中で温めていた企画だったにも関わらずいざ出発するときになったら友人を含めてほとんど誰にも言わずに出国をしてしまったものですから、「Y子さんに連絡がとれない!職場にもいない!」ということになったのでした(笑)。

自分の生きてきた世界は狭い、だからできるだけ沢山の人に会いたい、それも普段では会えないひとにあって、いろいろ話をしたい、そしてその経験を自分の子どもに伝えたい・・・。彼女の思いはそのようなものでした。

披露宴でその時のことをスピーチで話した方が居られました。自分に休暇の許可を求めてきたときのY子さんの態度が、あまりに自然であったのでそれに感動したと言っておられました。

Y子さんは小柄でとても笑顔のすてきな、それはカワイイ女性です(こういうと大柄な女性はカワイクないといっているように取られるかもしれませんが、それは誤解です(笑))。その小柄なからだのどこにそんなエネルギーがあったのか、私もその話しを聞いたときに一瞬呆然としたものです。

今になって思うと、彼女にそれだけのエネルギーを与えたもの、それは彼女のご家族の暖かさだったのだと思い至ります。

人に最終的な「生きる力」を与えるもの、それは結局は肉親の深い「愛情」なのだということを改めて理解することのできた一日でした。

今度また二人を我が家にお呼びしようと思っております。きっと今にもましてステキなお二人になっていることでしょう。今から楽しみです。

Mくん、Y子さん、どうぞ末永く、お幸せに・・・!

2008年5月26日月曜日

特別講座「英作文」

昨日25日(日)に「特別講座『基礎英作文』」が開講されました。文系・理系の塾生が予想よりも沢山参加してくれたのはとても嬉しいことでした。

最近は英作文があまり流行らず、高校や中学校でも英語を書かせるような指導にはそれほど力が入っていないような印象です。

私が高校生のころ(今から40年ほど前・(笑))は、週に一度ある「英作文」の授業はそれとは全く逆で、毎時間、ほぼ戦争状態でした。時間が始まる前から黒板に自分の英文を書いておくことが、誰からも強制されたわけではありませんが、ほぼ「義務」になっていました。

大きな黒板にぎっしりと書き込まれた生徒の英文を、授業が始まるとすぐ、先生が阿修羅のごとく添削してゆきます。

生徒はそれを一言も書きもらすまいと、必死になって書き写します。一回分が終わると書いた英文をきちんと音読して次に移ります。

一回目に書いた生徒とは別の生徒が次に英文を書きます。同じ生徒が書いても先生は何もおっしゃいませんでしたが、自分だけが添削指導をうけてはならず、なるべく多くの生徒が書くべきだというのが不文律でした。

一度に10人が答を書きますので、50分の授業で5~6回、合計60題前後の問題が添削・解答されるのでした。

添削が終わり、残りの時間が10分以下だと、先生から「じゃ質問に移ります」と声がかかります。その時間を使って、自分の答えの不明な部分、同義語、同意語などの差、言い回しのニュアンスの差などを確認します。

不思議なもので、このとき質問をちゃんとした英文というのは、今でもはっきり頭に残っています(No sooner had the thief seen a policeman, he ran away:警官を見るやいなや、泥棒は逃げ出した、という文章でした。私が高校生なって最初に覚えた英文です。今にして思えばヘンな文を覚えたものです・笑)。

指導の先生も、作文の時間に限ってはチャイムの鳴る前から教室の外で待っていて、チャイムがなるやいなや教卓の前にたち(礼はきちんとしますが)即座に添削に入ったものでした。1秒も無駄にしたくないという、先生の「迫力」に、私たち生徒は圧倒されたものでした。

その時間にやった英文は、次回に必ず小テストが実施されますので覚えなければなりません。家に帰ってからゆっくりと・・・などとやっていては覚えられないということが皆体験的に理解できていますので、何がなんても時間中に暗記する!!という気迫が教室には満ちていました。

私が先ほど「戦争状態」と言ったのはこのことです。先生の迫力と生徒のやる気がぶつかる「真剣勝負」の時間が、私にとっての「英作文」の時間でした。

あの一年で覚えた1500ほどの英文が、それからの私の勉強にどれほど役に立ったことか・・・。

教えていただいたN先生とは、それ以来お目にかかることがありません。でもN先生のことを私は忘れたことがありませんし、恩人の一人であるとも思っています。

N先生の数百分の一でもお返しができれば、私にとってはこんなに嬉しいことはありません。今でも私はそのつもりで授業をしております。

2008年5月23日金曜日

今日の医進塾

今日23日昼間の予想温度は27度、明日は18度だそうです(^_^;)。今朝のJRは、車内冷房があってもよいような熱気でしたが、これが一気に18度まで下がると、体調を崩す人が出やすくなります。
初夏から一気に晩秋に飛んでしまうようなものですね。

今朝は体調不良による遅刻が一名いただけで、医進の授業は滞りなく進んでいます。25日(日)の午前中には英語特別講座「英作文」が開催されます。昨日開催された「数学特別講座」では担当のS先生に朝から夕方7時ころまで授業と質問の対応をしてもらいました。おかげさまで評判は上々だったようです。

これからもこのような特別講座は適宜開講されます。多くの人に積極的に受講してもらいたいものです。

5月1日の「第一回メディカル模試」の後を受けて、15日には「校内実力テスト」が実施され、その点数が事務局に返却されてきつつあります。今度は文系の方も受験する全体試験でしたのであまり難易度は高くなかったのですが、基礎力の確認には最適のテストです。

医進塾の塾生が数学や理科で出来るのはあたりまえですが、英語でもかなりの点数を取ってくれています。文系一流校(早慶・上智・ICU・青学)を第一志望にしている人に、現時点で全く遜色ない点数が上がってきております。

医進塾は「英語に強い理系塾」として、いろいろな方からお褒めの言葉をいただきます。「医学部ダメだったら英文科に行くか~?」という会話が、日常会話レベルで飛び交う塾です(もちろん冗談交じりの軽口ですが)(笑)。

午前中の授業はM先生とI先生の「英語」です。既製の枠組みにとらわれることなく、入試英文をどう読むかについての、全く新しいアプローチで攻めるI先生と、非常に堅実に「点(単語)⇒線(構文)⇒面(パラグラフ)」の読み解き方を教えるM先生の授業の差に、最初は戸惑った人もいたようです。

今はそれぞれの先生の教え方を「その場に応じて、英文の難度に応じて」使い分けている塾生が増えてきています。

文系生徒も含めた試験で、最上位に近い成績を取る生徒が複数いるというのは、そんなところに理由の一部があるのかもしれませんね。

来週29日には「第二回メディカル模試」が行われます。今回から問題の難度は格段に上がってきています。塾生にはそれに臆することなく、チャレンジしていってもらいたいと思います。

2008年5月21日水曜日

今日の医進塾

今日は朝用事があって、7時40分に塾に来ていました。
仕事を片付けながら塾生の登校の様子をみていました。

一番早いのがK君で8時15分。次がY君、8時20分。続いてI君、T君、Aさん、Nさんが大体8時35分くらいには到着です。「必殺の遅刻王」M君も、今日は9時前に悠々と教室に入っておりました(笑)。

授業は9時20分からです。その前9時から「イントロテスト」という小テストが実施されます。ほとんどの先生は大体9時前に来て、講師控室に入ります。ご自分で監督をされる方もいれば、採点などで忙しく、事務局が監督をする場合もあります。

何かの理由で遅刻したり、お休みしたりする場合は当日の朝事務局あてにメールを貰うことになっています。首都圏の交通網は「渋滞・遅れがあたりまえ。たとえ10分や15分遅れても、間に合うだけの余裕をもって家を出てください」と、最初から言い続けてきました。「万が一遅刻する場合は、何をおいてもまず連絡!」も、口癖のように言っています。

これは入試対策という意味だけではなくて、一般の社会常識の一部だと思います。

今日の数学を担当されるs先生は、非常に人気の高い先生です。S先生の授業が受けたい!と、別のコースから変わって来た塾生もいるほどです。若さあふれる授業に加えて、生徒の質問にはとことんまで答える面倒見のよさが人気の秘訣なのでしょう。

S先生だけでなく医進の先生はみんなそうです。

幸い今日は遅刻も欠席もおらず、平穏無事のうちに授業が始まりました(笑)。

明日もこうだとよいのにな、と思っています。

2008年5月20日火曜日

天候不良

朝から変な天気でした。首都圏JRもだいぶ混乱したようです。
少し心配しましたが、塾生の遅刻もなく、スムーズに授業は進んでいます。

あと10日で5月が終わります。なんとなく全体の雰囲気が「お疲れ気味~」という感じだったので、何人かの塾生に声をかけて様子を聞いてみました。

ほとんどの人が「特に問題ないです。最初は初めてのことばかりだったのではしゃいでいたときもありましたが、今では坦々とした日常です」と答えてくれました。

休み時間に机につっぷして寝ている人が散見されたので、一人を呼んで話しを聞きました。

「授業でものすごく沢山のことを習いますので、それを頭のなかで整理しているんです」と答えられたのには参りました(笑)。

変な冗談を言うタイプの生徒ではありませんでしたので、きっと本心なのだと思います。聞けば、睡眠時間は十分にとっているとのこと。眠たくて寝ているのではなく、外界を遮断して自分の頭のなかの整理整頓に集中しているのだ、といわれると、不用意に声もかけずらくなりますね^_^;。

話しをした人だけに限らず、ここに来て「自分の勉強のパタン」をほとんどの人が確立してくれているようで、これはとても嬉しいことです。以前にも書きましたが、自分の「必勝パタン」を持った人は、とても強いのです。

その必勝パタンが「一人よがり」なものであると、これはこれでまた大きな問題で、後になってからそれを乗り越えるのに大変な思いをしなければならないこともあります。

とりあえず話しをした人たちの中にはそのようなタイプはおりませんでした(笑)。

しばらく安心して見ておられそうです。

2008年5月18日日曜日

特別講座

今日18日(日)は医進塾特別講座『基礎化学講座』が開催されます。「基礎化学」の力に自信がない人、あるいは選択科目の変更等で、もう一度基礎から徹底的に「化学」をやり直してみたい人を対象としています。

今回が医進塾特別講座の第一回で、第二回目は「数学『最高水準問題解法』講座」が22日(木)、第三回目「基礎英作文講座」が25日(日:午前中)というような予定になっております。三回目までは校内生は無料となります(四回目以降は未定)。校外生の受講希望者も特別授業料で受講が可能ですので、詳細は事務局(03-3205-4308)にお問合せください。

医進塾の特別講座は、事前に一応の内容と回数がきまっており、より具体的な指導内容が通常の授業時の塾生の学力と反応から決められるような方針で運営されています。授業中に「ここはもう少し深くやっておいたほうがよい、ここはもう少し先までやれるはず、ここは基礎演習を積み重ねておくべき」というような判断が指導講師からされた場合、それに塾生の希望も入れながら「特別講座」としてピンポイントアタックしてゆくわけです。

受講生数も校内生、校外生含めて8~10人以内という定員制でやっておりますので、満員の教室にすし詰めということは絶対にありません。むしろ講師との距離を近くとって質問が自由にできるような雰囲気を作ることが目的のひとつともなります。

開催日は日曜と木曜が原則となります。

現役高校生の校外生は、木曜日の授業が受けられないことになり、これは申し訳ないことですので、希望によっては同じ内容の授業を「木-金」でリピートすることも考えています。

大事な日曜日を使って丸一日6~7時間の集中特訓です。受講生にはぜひ有意義な時間を過ごしてもらいたいと願っています。

2008年5月17日土曜日

久しぶりのお休み

一途に勉強している塾生諸君には申し訳ないことですが、お休みを3日ほどいただきました。先日の合宿のときに腰をひねってしまい、そのままずっと痛みが去らずにちょっと困っていたところ、「とてもよい整体師さんがいる」といううわさを聞き、その方の治療を集中してうけるためにまとめて休暇をいただいたものです。

「なおりましたか?」と、今朝も一人の生徒に聞かれました。治ったか、といわれると「まだです・・・」としか言いようがありません。腰痛で何年も苦しんでいる人もいるくらいです。どんなによい治療でも2泊3日で治ったらそういう方に申し訳ありません(笑)。

治療をしながらいろいろな本を読みました(他にすることがありませんので^_^;)。普段時間がなくて読むことのできない本が「つん読」になっていたので、それを持って行ってまとめて読んでしまいました。文庫本で10冊くらい読んだでしょうか。

たまたまその中に城山三郎氏の『落日燃ゆ』がありました。経済小説という分野を確立したという定評のある城山三郎氏ですが、私は彼の作品の中でこれが一番気に入っています。「経済小説」という範疇に入るものではありませんし、最後はやはり悲劇なのでしょう。

広田弘毅という人の一生を通じて城山三郎氏が私たちに伝えたかったこと、それは「男子はどんな場所にあっても男子たれ」という一言につきるように思います。

人生が戦いであるとしたら、優勝劣敗は時の常です。勝つ人がいれば負ける人がいます。そのようなときに勝ち負けにこだわらない生き方をすることができるかどうかで、その人の「人としての価値」が決まってくるのでしょう。

一人の人間のその時の成功・失敗など、人間の長い長い歴史から見れば物の数ではありません。一瞬「失敗」!と思えたことが、後から振り返ってみて「大きな意味の成功だった」と思うようなことは人生に多々あることです。

今の失敗を次の成功につなげることができるだけの力を持ちたいと思います。それにはどんなことが起ころうとも、卑屈にならず、胸を張って生きる態度を養うことです。

受験勉強という期間をそんな風に生かしてくれたら、一件無駄に見えるこの一年が、後から振り返ってみたときに光り輝いて見えることでしょう。

そんな生活をしてもらいたい、させてやりたいと、強く思います。

2008年5月13日火曜日

授業セレクト

花冷え・・・と言うには少し時期が遅すぎますが、ここ数日の寒さはまるで冬に戻ったような気すらします。医進塾でも昨日、今朝と続けて体調不良を訴えてくる生徒が出ており、心配をしています。暖房設定を急遽元に戻して、少しでも暖かい状況を作りたいと考えていますが、暑さ寒さの感覚は個人差もあり、できれば自分で調節できるような配慮も欲しいところです。

先週中に医進塾では授業セレクトが終わり、今週からは大体決まったメンバーで授業が進められるようになりました。「授業セレクト」は(以前にも書きましたが)、一週間に32コマの授業数を誇る(笑)医進塾ならではのものだと自負しています。自分にあった指導法、自分と肌のあう先生を選び、その先生にとことんまで教えてもらうというのが狙いです。

もちろん塾生の希望だけで決めるわけではなく「この科目は今の君には必須だから必ずとりなさいね」というようなこちらからのアドバイスもしつつ、時間をかけて最終決定をしてゆきます。

その結果に基づき、昨日のホームルームで塾生全員に「週間学習計画表」を渡しました。各自の勉強の計画を一週間単位で決めて、原則はそれに基づいて勉強を進めるためのものです。

「なんだか小学生になったみたいですね」と、口の悪い塾生が言っておりました(笑)。確かにそうなのですが、でも「人生で大事なことは幼稚園で学んだ」というタイトルの本もあるくらいですから(笑)、大事なことは何歳になっても大事なのではないでしょうか。

自分の勉強の計画とプログラミングを、自分ですることができなければならないということに、一刻も早く気がついてくれれば、その分だけ他の人よりもよいスタートを切ることができるのです。これもやはり大事な人生の「訓練」の一種だと思います。

2008年5月11日日曜日

最初の一ヶ月

3月の「ゼロ学期」は17日から開始され4月5日までの2週間でした。その後4月14日から「1学期」が始まり、昨日でちょうど4週間が過ぎたことになります。1ヶ月とはいえ、その間に「春期合宿」を挟みましたから気持ちとしてはその二倍くらいの時間を勉強したような感じではないでしょうか?

塾生と面接を(公式・非公式)にしているうちに、強く感じることがありました。それは医進塾の塾生一人ひとりが、3月、4月の最初に出会ったときより格段としっかりした目的意識をもってくれているということでした。

これは私にとって一番嬉しいことでした。

勉強は「させられて、嫌々」するものではないと思います。特に医進塾のようにいろいろな意味で他の受験生よりも恵まれている環境にある場合はなおさらです。

自分に「肌が合わない」教科であっても、それを今ここですることの意味さえ明確ならば、気持ちを奮い立たせることはできるのです。

勉強に明確な意味を与えてくれるのは、その教科に対する「目的意識」にほかなりません。自分が何のためにその教科を勉強しなければならないのか、この「今」に対する疑問を解いてくれるのは「未来」しかないからです。

明確な目的意識は、自分の明確な将来像から生み出されます。塾生が明確な目的意識を持てているということは、結局は、医師、獣医師、薬剤師としての自分の将来をそれぞれが自分の頭の中ではっきりとイメージしていることの結果なのです。

毎年のことですが、今頃になると塾生がなんとなく事務室に来て、勉強の合間におしゃべりをしたりお茶を飲んだりして気分転換を図るようになります(笑)。

私達が「そろそろ、お茶菓子でも用意しなけりゃね」(笑)と言い出すのもこのころです。

彼ら、彼女らの将来へのイメージを一緒に語り合って過ごすときほど幸せな瞬間はありません。その夢を必ず実現させてやろう!!と、改めて思う最近です。

2008年5月9日金曜日

個人面談

昨日は個人面談の日でした。塾生一人ひとりと30分~40分かけて、いろいろなことを話し合いました。特に今の時期は「勉強の型」を明確にすべきときですので、そこを重点的に話しあいました。

勉強の型というのはその人によって全部異なります。一般的には「予習⇒授業⇒復習⇒応用⇒発展⇒実戦」となってゆくものですが、細かい部分は全員が異なります。

ある人は「予習中心主義」で行くタイプです。別の人は「復習中心主義」でしょう。毎日予習、毎日復習という人もいれば、普段は予習、復習はまとめて、という人もいます。

それぞれのやり方がみなそれなりの利点と弱点を持っています。「万能薬」はないと言ってよいでしょう。

万能薬はなくても「自分にとって一番よいやり方」はあるはずです。いくつかのやり方を組み合わせて、プラスをなるべく伸ばし、マイナスを出来るだけ抑えるやりかたが見つかれば、それに越したことはありません。

中学・高校時代にその「型」を身につけている人は、それが変な癖になっていないかどうかをもう一度振り返って見る必要があります。中学・高校と予備校での勉強は、似ている部分も多いのですが、異なっている部分も多いからです。

医進での勉強が始まったのが3月中旬ですから、もうそろそろ二ヶ月になります。その二ヶ月間の自分の勉強を思い起こし、自分にとって一番やりやすい、取り組みやすい、かつ力になると思われるやり方を考えてみましょう。

誰にもまねのできない、自分なりの勉強の仕方が必ずあるはずなのです。

それを見つけた人は、合格へのいち早いスタートを切ったといえるでしょう。

2008年5月7日水曜日

春期合宿終了!

3日~5日の医進塾春期合宿が終了しました。

5日の17:00に全ての授業を終了し、そのまま現地解散しましたが、みなそれぞれに満足した顔付きで帰途につきました。

2泊3日とは言えども決してバカに出来ない内容でした(笑)。「基礎力総点検」というのがメインテーマで、あとは講師の先生の裁量で、受講生の学力に合わせて授業がされました。

小テストを行い、受講生の理解度を確認しつつ授業をする先生もいました。生物はイメージを明確に持ってもらうためにプロジェクターで図を写し出しながら講義をしたり、また短時間で計算力をつけるにはどうするかを理解させるために多量の計算問題を時間と競争させながらやらせたりと言った工夫を凝らした先生方もいました。

合宿で確認した「基礎力チャート」を元にして、これからの授業が行われてゆきます。

考えてみたらもう5月ですね(^^♪。一番よい季節ではないでしょうか。ここで気持ちを緩ませないで、一直線に夏に向けて進みたいと思います。

なお、合宿関連の写真・記事等は、今日中に医進塾ウェブ上の「塾生専用」ページにアップいたしますので、ご覧下さい。

2008年5月2日金曜日

春期合宿

明日から2泊3日の「春期合宿」です。受講生は全員現地集合になります。会場はJR「新習志野」駅から徒歩2分(となっていますが、実際は1分くらい・笑)の場所です。研修施設ですが、一見したところ都心の大きなホテルのようなイメージです。

明日の午後から全部で14講座+夜のファイナルテスト+進路面談のフルコースが始まります。講師は合計で7人がほぼ張り付きになります。ファイナルテストはその日に学習した内容、および今までの医進の授業で学んだ事柄の確認です。90%以上の得点が「合格ライン」で、それを取るまで寝られません(笑)。

2泊3日と聞いて「なんだ」と思った人もいるかもしれないのですが、この濃密さは通常の授業の数週間分にもあたるのではないでしょうか。

先生方も、通常の授業では「チャイムが鳴っちゃったから、あとはこの次にね~」で、最後まで教えきれない残念さがありました。合宿はそこが違います。分かるまで、納得するまで、定着するまで、覚えきるまで、最後の最後まで指導に当たれます(「指導の止めを刺す」と医進ではいいます)。

講師も塾生も大変な体験をするわけです。3日目が終わると互いにふらふらです。

医進の合宿は決して楽ではありません。「楽してたのしんで、面白おかしく」勉強をして、それで学力がつくほど世の中は甘くないのです。大変だからやる価値がある、難しいから挑戦しがいがある、私たちはそう考えています。

そうは言っても(笑)、最初の合宿ですので、ある程度の息抜きは必要でもありますし、塾生が全員で3日間一緒に過ごすわけですので、合宿には勉強だけではなく、「親睦」の意味合いも当然含まれます。

これから10ヶ月、辛いかもしれないけれども有意義な10ヶ月間を一緒に過ごす仲間が、ここで出来るのです。

医進塾の合宿はそういうものです。