2008年4月30日水曜日

第1回メディカルテスト

早いもので今日が四月の最後の日です。明日は「医進塾第1回メディカルテスト」、その後3日から春期合宿です。

この時期はまだみな未来への希望にあふれている状況ですから大きな問題は起きません。これから1学期が終わり、全国模試、校内模試、メディカル模試の試験結果が出され、それを元に進路指導が具体的にされるようになると、いろいろな問題が起きます。

この場合の問題は、絶対に逃げてはならないものです。これはひとつひとつ乗り越えてゆかねばなりません。これはとても厳しいことですが、これを乗り越えることによって「実力」がつくのです。

この場合の「実力」は単なる「学力」というものだけではなく、困難を前にして「生きてゆくために必要な総合的なエネルギー」です。今まで以上のエネルギーを自分に蓄えさせるわけですから、つらいことには違いありませんね。

そんなときに必要なのが「仲間」ではないでしょうか?

嫌なことや意に沿わないことがあるときに、何でも話せる仲間がいればそれだけでエネルギー補填がされてしまうものです。その時支えてくれたその人を、別の機会には自分が支えるかもしれません。

人間関係って、そんなものです。お互いに支えあうことができる関係、それがこれからの医療を背負ってゆく皆さんにとっても必須のものになっています。

『白い虚塔』の世界は、確実に過去のものになってきているようです。

2008年4月28日月曜日

To the timid and hesitating・・・

たまたま先ほど読んでいた本の中にこんな文章が引用されていました。

To the timid and hesitating everything is impossible because it seems so. (W. Scott)

臆病でためらうものには、全てのことは不可能だ。なぜならそう見えるからだ。

こんな訳になるでしょうか。

「臆病」とは、ありもしない出来事を勝手に思い込んで、それにおびえることです。「ためらい」とはあるかどうか分からない悪い結果をすでに起こったものと考え、それによって自分の行動を制限することです。どちらも生きてゆくうえに(ある意味では)必要なことではありますが、場合によってはその人の成長を妨げることもあります。

「匹夫の勇」(思慮分別の無い、血気にはやるだけの意味の無い勇気)という言葉もありますから、いつもいつも「勇気・勇気!」というだけなのも能がありませんね。

ですが人生には「ここ一番!」という場面が何度かあるもので、その場面で必要なのは「敢えて先に一歩踏み出す勇気」であることは間違いありません。

その勇気は何が与えてくれるのでしょう?

私は各自の「志(こころざし)」しかないだろうと考えます。

どんなにつらくても、どんなにいやなことがあっても、それを乗り越えた向こう側にいる自分の姿を見ることができるとき、人は「やる気」を出せます。そのやる気が「勇気」なのです。

皆さんは今の勉強を、ただの点取り試合みたいなものと考えてはいないでしょうか?そうではないと思います。今勉強している、その一題一題に真剣に対峙することによって、それらは皆さんにそれだけの力を付けてくれる「試金石」となっているのです。

中には何のためにやっているかわからないと思われる問題もあることでしょう。でもそれが本当に意味のないものなのかどうかが分かるのは、ずっと後になってのことなのです。

将来を見通すことは誰にもできません。でも自分の将来をリアルに思い描くことはできます。思い描いた自分の将来の姿に向って、一歩ずつ進んでゆきましょう。

2008年4月26日土曜日

保護者面談期間

今週は校長面接期間でもあり、保護者面接期間でもありました。予備校で保護者面接をするというと驚かれる方も多いのですが、医進塾では頻繁に行います。年間に最低でも3回、多ければ不定期に5,6回は実施します。

とは言っても対象になるのは全員ではなく、難しい進路選択を抱えている塾生だけです。

ここでいう「難しさ」は、学力levelのこともありますし、あるいは本人の希望とご両親の希望がかけ離れているいうような難しさもあります。特に私立大学を狙う生徒の場合、自分の現在の学力を無視して単なる「憧れ」から大学を選択してしまうことがあります。

私立は校風がそれぞれありますから、このこと自体は問題が悪いわけではなく、そこに入るための勉強がどれだけできるかが具体的な問題となってくるというだけです。そしてあまりに「ムリ度」が高い(笑)場合は、あえてきついことも言わねばなりません。

納得できるかどうか、本人の一生の問題であるだけに私たちも頭を悩ませます。

そのようなとき、一番受験生を力強く支えることができるのが、やはりご家庭をおいて他にはありません。

私たちがご家庭との協力体制を重視するのは、そのような理由によります。貴重なお時間をいただくわけですから私たちも真剣に生徒の進路選択に対峙したいと考えています。

医進へのご希望などがありましたら、ぜひその機会に直接お伝えください。

2008年4月25日金曜日

目標・目的を持つこと

医進塾では定期・不定期にホームルームを開催します。今日は春期合宿のことを中心に「合宿のしおり」などを渡して簡単な話しをしました。

その中で一番大事だったことは「目標を持つ・目的を持つ」ということでした。

塾生の今の目標、目的は「来年度合格すること!」に決まっています。ですがそのためのもっと具体的で明確な目的・目標を持っているでしょうか?

なんとなく塾に来て、なんとなく先生の授業を聞いて、6時限目が終わったら「あぁ疲れた・・・」と言って、なんとなく帰ってはいないでしょうか(笑)。

「○月までに数学のこの部分まではこなす!」「遅くとも今月末までにSUPのプリントを○枚こなす!」「夏までに主要教科のこの部分までは完璧にする!」というような、具体的な目標・目的を持つこと、これが受験勉強の「キモ」なのですが、案外盲点になっている部分でもあるのです。

もちろん授業には授業の明確な目的があります。それは配付済みのカリキュラムとシラバスで明確に示されています。大事なことはそのカリキュラムやシラバスに書かれた内容に対して、どれだけ自分が積極的に取り組むか、ということなのです。

合宿も全く同様です。春期合宿は、短いとは言え、まる3日の間合計7名の先生と一緒に、勉強漬けになる期間です。大変な体験でもあるのですが、これに「流されて」はいけません。

その中で自分が何を学ぶのか、何を身につけるのか、その目標をできるだけ明確に持ってもらいたいのです。

3日という期間を120%利用して次のステップに進むのか、50%しか利用できず不全感と不完全燃焼感しかもてずに5月に突入するのか、この「差」は後からでは取り返しのつかないほどの大きなものになります。

1日に最初の「メディカル模試」を置いたのも、合宿ための緊張感を持ってもらいたいという気持ちからです。

2008年4月24日木曜日

クラス編成と学力

14日に始まった授業も、実質的に8日間が過ぎました。今日は校長面接の日です。外は雨模様ですが、塾生はみな指定した時間に来てくれるでしょう。

医進塾の授業数は「業界No1」だと自負しています(笑)。最高levelの授業から本当に基礎的な授業まで合計で週32コマです。コンプリートコースの方はこの全てを受講することができます。

もちろん上から下まで全部受講することは可能ですし、それがよい場合もあります。ですが連日朝9時から夜の9時までの授業を受けるのは、かなり体力的にも精神的にもつらいことは事実です。

ですので、私たちは大体5月の合宿後からは、「選択受講」を薦めています。合宿までで大体の授業内容と自分の力との差が分かっているはずですので、それ以後は計画にあわせて「自分で仕上げることのできるもの」と「絶対に授業でなければダメなもの」とを明確にし、自分で仕上げることのできるものはできるだけ能率的に時間を配分して、あまった時間を他教科の予習・復習に使うというやりかたを推奨しているのです。

何が何でも全部受講しなければならないと思うと不必要に気が重くなります。そうではなく、今の自分の成績を、いつまでに、どれだけ伸ばすかを明確にして、「ではそのためには、今どのクラスを重点的に受けるか」を決めてゆくわけです。

これは私だけで決めるのではなく、指導担当の先生のご意見を聞きつつ、もちろん本人の意向を最大限重視して決めて行くものです。

このようにして塾生は「自分の学力を客観的に見る」ことが、段々と自然にできるようになってゆきます。これが「勉強のプロ」になる、一番大事な資質だと思います。

2008年4月23日水曜日

朝思うこと

私たちが一番気になるのは、登校してくるときの塾生の表情です。授業が終わったあとの表情もそうですが、大体終わったときはみんな心からくつろいだ表情になっていて差はありません(笑)。

登校する時の表情は千差万別です。やる気のみなぎった顔もあれば、寝不足で疲れている顔もあります。小テストの内容を気にしながら心配そうに教室に向う顔もあります。朝の登校時の表情を見ると、大体その塾生が何を考えて、何を悩んでいるか、大体のことが分かるのです。

今はまだそれほどではありませんが、これから授業が進み、試験の結果が返却され、進路相談を具体的にする段階になると、とたんに朝の表情が変わってきます。

姿無きを見、声無きを聞く・・・というとかっこいいですが(笑)、実際は、それだけよく生徒の日々の姿を見ているということです。

それが小さな予備校のよさだと思います。

2008年4月22日火曜日

校長面接とこれから・・・。

24日に「校長面接」が行われます。医進塾塾生全員と小山敬校長が直接会ってお話しをする機会です。

「何がきかれるのですか?」と、心配性な塾生が聞きに来ます(笑)。全然心配いりません。小山校長はみなさんと直接会って、親しく話しを聞き、今の悩みや心配ごとを十分に聞き取ったあと、励ましの言葉をかけてくださると思います。

それだけ校長もみなさんのこれからの勉強を心配しておられるということなのです。

校長面接が終わると来週5月1日のメディカル模試の範囲が発表になります。模擬試験ですので、常に範囲は「全範囲」が原則ですが、特に重点的に出題される部分が発表され、皆さんの勉強意欲を増すことになります。

今週から来週は大変です。そんな中でも自分のペースを守って頑張って過ごしましょう。

2008年4月21日月曜日

本格的授業開始!!

「ガイダンス期間」を19日に終え、21日(月)から医進塾では本格的な授業に入りました。

前期学習範囲の全てを記載した「医進塾カリキュラム」が配付され、各授業単位でカリキュラムよりも詳しく授業の内容が記載された「シラバス」が渡されます。

カリキュラムは学習項目の一覧表ですが、シラバスは「その授業の目的、最低どれだけの予習が必要か、課題はどういうものか、宿題は出るか、確認テストはどのような形式か・・・等々」が詳しく書かれたものです。

カリキュラムは学期が始まる前に決まっています。シラバスはガイダンス期間に受講生の顔を見て決めます。、一人ひとりの個性をなるべく生かせるような授業内容と教材配置にするわけです。

一クラス7~8人の「完全少人数制」だからできることだともいえるでしょう。

ガイダンス期間の授業がやさしめだったからと言って油断はできません(笑)。講師は皆さんの学力を知った上で授業をします。医進塾は予備校ですから、授業は常に最高ランクを狙ったものにならなければなりません。

最高ランクを狙ったといっても、着いて来られない人を切り捨てるということとは全く違います。何度も繰り返していますが、医進塾の授業は「講義+演習」がワンセットです。講義で少し難しい内容を取り上げた場合、基礎力の未完成な人には演習で確認問題をやってもらいます。

講義内容がらくらくとこなせる人には、またそれなりの難易度の高い問題をといてもらいます。

教えていることは同じであっても受講生の理解度はそれぞれに異なるわけで、それを補うには準個別形式の「演習」しかありません。

今週が終わると、来週はもう第一回の「医進塾メディカル模試」です。その二日後には「医進塾春期合宿」が開催されます。

まずはここを乗り切ることです。そのために医進塾は事務局+講師が一丸となってぶつかっています。

2008年4月19日土曜日

勉強のプロ

今日、土曜日は医進塾塾生のほぼ全員が、1時限眼から6時限目まで授業を受ける日です。午前中の「有機化学」、午後の「数学ⅡB」、そして夕刻の「計算力特訓講座」へと続きます。明日はお休みですから、ここをなんとか乗り切ってまた来週へとつなげてもらいたいものです。

今朝のサンケイ新聞に大変面白い記事が載っていました。ある将棋の素人がプロの棋士と話しをした時、「自分と平手(つまりコマ落ちなしの対等の条件)で打ったら、どのくらいで勝てますか」と聞いたのだそうです。その棋士の曰く、「将棋盤上の、どこでもよいから、お好きな場所を指定してください。そこで詰んであげましょう」(笑)。

聞いた方はその答えに大変に驚くと同時に、半信半疑の気持ちもあり、また別の機会に今度は複数のプロ棋士のいるところで同じことを聞き、「こういうことは出来るものなのでしょうか?」と確認しました。

ところが、そこにたまたま居合わせたプロ棋士たちはその質問に対してみな一様に「そんなことくらいなら・・・」と、歯牙にもかけない様子だったというのです。

記事を書いた方はその「プロの技量とプロ意識」のすさまじさに圧倒されると同時に、そのようなプロ意識を持った人が社会から段々少なくなっていってしまっている現実に対して危惧の念を抱いている、と文章を結んでいました。

「マニュアル」(取り扱い説明書:トリセツのことです・笑)全盛の時代で、誰でも指示通りにやれば一通りのことはこなせる時代、でも誰もそれ以上のことをしようとしない。マニュアルどおりのことはできても、それをどうすればもう一歩先にまで伸ばせるかを考えない、そんな時代に、確かになりつつあるようです。「国民総素人化時代」なのかもしれません。

そんな中にあって、いまこの一年を「勉強のプロ」になることを目指して「修行」を積み重ねている人たちがいます。言うまでもなく、医進塾の塾生たちです。

「勉強のプロ」というのは「がり勉」とは違います。どのようにすれば最も合理的に、最も効率的に知識を自分のものにすることができるのか、どのような時間配分をすることで、いくつもの分野の知識を同時に身につけられるのか、そして最終的にその知識を「他人から評価してもらえる」形にするにはどうすればよいのか、を、単なる知識ではなく、身体で知っている人が「勉強のプロ」といえるでしょう。

将棋のプロはおよそ50手以上の先を読んで次の手を指すそうです。「勉強のプロ」は3ヶ月先を読んで今の勉強をこなさねばなりません。

どちらも「先を読む」訓練があって初めて可能なことです。

訓練=「練習量」です。「練習量が全てを決定する!」医進塾の指導方針は、やはり間違っていないのだな、と思わぬところでうなずいてしまいました(笑)。

2008年4月18日金曜日

今日の医進塾

朝から雨でしたが塾生はみな元気でした。昨日のお休みで一息ついたような印象です。



午前中は英語、午後が化学、そのあとまた英語・・・。息つくヒマもなし・・・というような授業と演習の連続です。

以前ある生徒から言われたことです。

「レギュラーの授業後にweekly講座が入っていると、ほっとするんですよね」(笑)

weekly講座は(levelが低いということではなく)基礎からかなり詳しく説明することを主眼にしていますから、きっとそう感じたのだと思います。

「朝から晩まで授業が入っていると大変じゃないかな?」と聞くと、「分かる授業は疲れませんから・・・」と言われたのが印象的でした。

確かにそうなのだなと思った次第です。

今日の医進塾

朝から雨でしたが塾生はみな元気でした。昨日のお休みで一息ついたような印象です。

午前中は英語、午後が化学、夕刻のweekly講座は「総合英語」ですので、今日はほぼ全員が朝から晩まで塾で勉強している日です。

明日の土曜日も同じパタンです。明日は午前中が有機化学、午後が数学ⅡB、weekly講座が計算力特訓講座ですので、今日以上につらくなるでしょう^_^;。

この文章を書いている17:30の時点でも、教室では総合英語の問題解説と演習とでみなが絞られています。大変ですよね、受験生は・・・。

乗り越えなければならないものだとは言いながらも、このハードルを年がら年中クラ~イ顔付きをして、いかにも「つらさに耐える受験生」というような風情を漂わせながら、うつむき加減の姿勢で度の強いめがねをかけて、黙って黙々と耐えている・・・というような学生は、わが医進塾には一人もおりません(笑)。

みな元気だし、休み時間は笑い声が絶えないし、仲間同士の絆は非常に強いものがあります。これは受験生にとってなによりの財産なのだと思います。

回りは皆敵。自分だけが頼り・・・と、まあ、これは世の習いであって、決して否定するつもりはありません。そのような側面も確かにあるでしょう。

でも同時に、人間は決して一人では生きてゆけないということもまた、厳然たる事実のはずです。仲間の大事さ、友達の大切さを知るのは、自分が本当に落ち込んだり、つらくなったりした時です。

そのようなときにつれない言葉を交わすことほど心的エネルギーを消耗することはありませんね。医進の生徒はみなその逆なのです。

誰が教えたわけでもないし、特にこうしなさいといった覚えもないのですが、やはりこのような環境のなかで熱心な先生方に可愛がってもらうと、みな自然に助け合うようになるのかな・・・と思わざるをえません。

そう思うと、なんだか現代の教育問題を解く鍵のようなものが、この医進塾の仲間の人間関係の中にあるような、そんな気すらしてきます。そのくらい医進の仲間の雰囲気は「不思議」なのです(笑)。

ぜひ一度見にいらしてください。

2008年4月17日木曜日

久しぶりのお休み

木曜日はお休みの日です(笑)。

とは言っても授業がないだけで学校は開いています。普段の日、時間がなくてできない授業の復習とか予習、英語SUPプログラムをまとめてやってしまおうと、今日も朝から5~6名の塾生が来ています。

医進塾では自習の時間には必ず「学習スケジュール」を最初に提出してもらい、自分の大体の勉強の計画を立ててもらってから勉強に入らせるようにしています(以前にも書いたことですが)。何事によらず「計画」は大事ですよね。

そろそろ気になるのか「合宿ってどこでやるのですか?」と聞いてきた塾生もいました。

合宿のことは以前書いたとおりですが、JR京葉線「新習志野」駅そばの「幕張セミナーハウス」で実施いたします。内容は・・・現在作成中です(笑)。

木曜日は授業がないかわりに、面接や試験が入ります。5月1日には早速ですが「医進塾メディカルテスト」実施。5月15日には「校内実力テスト」が組み込まれています。

これは試験や面接で授業をつぶしたくないという配慮からきているものです。日曜日にそれらを実施することも考えられますが、週に一日くらいは休まないと、結局能率が上がらず、ただ指示された内容を機械的にこなすだけ、ということになってしまいます。

たまのお休みには、心からゆっくりして欲しいものです。英気を養い、金曜日からの授業に備えましょう。

2008年4月16日水曜日

合格体験記(短いです・笑)

聖マリアンナ医科大に合格した私の教え子が、たまたま早稲田大学の講演会に来たついでだとのことで、寄ってくれました。

塾で勉強している学生に何かアドバイスを、と頼むと、「ひたすら基礎をやってくださいね」とのことでしたのでお伝えします(笑)。

彼女は成績は悪くはありませんでしたが、決して秀才というタイプではありませんでした。高校時代はクラブに熱中。音楽部(オーケストラ)でバイオリンを弾くのに夢中でした。

彼女が医学部を狙っているということを知ったのはずっと後になってのことです。誰も本気にしませんでしたが(笑)。

合格したときには、もっと誰も信じませんでした(考えてみれば失礼な話ですが・笑)。

彼女の曰く、

「私は器用なタイプじゃないんです。難しい問題はダメでした。だからみんなが取れるところは絶対に落とさない!ことを目標に、数学ⅠAの計算問題から始めて、一年中計算ばかりやっていました。計算は練習さえすれば誰でも絶対にできるようになります。微分や積分の難しそうな問題も、計算力で部分点をもらえるところまで、力ずくで(笑)もってっちゃいました。私に自慢できるのはそれだけです」

「それだけ」どころか、これが私達の目指す指導の本質なのです。

難しい問題を解くには、直感力やセンスが必要です。計算力はそうではありません。彼女の言うとおり「練習さえすれば、必ずできるようになる」ものなのです。

改めて『練習量が全てを決定する!!』指導の正しさを思った次第です。

2008年4月15日火曜日

医進塾新学期予定

新学期が始まって今日で二日目。朝登校してくる塾生の顔を見て「おはよう!」と声をかけると、返事の代わりに「昨日は疲れました~」という言葉が返ってきました^_^;。

確かに朝の8時から夜の8時まで、授業+演習の繰り返し勉強は大変だったと思います。昨日は気が張っていますからあまり気がつかなかったかもしれません。今朝起きるとき「なんでこんなに身体が重いのだろう」と思った人も多かったことでしょう。

これは「慣れ」が解決するまでがんばるしかないものです。「慣れ」が「狎れ」にならないように気をつけましょう。 開講式で申し上げたように「情熱が努力を生み、努力が実力に変わる」のです。ただその日の予定をこなしているだけでは本当の力を蓄えることは不可能です。

自分が何のために、いまここで、勉強しているのかを常に考えてもらえればと思います。

医進塾のこれからしばらくの間の予定です。

①~4月19日:全ての授業のテキストが配付され、補助教材も含めて塾生の手元に届けられます。

②4月21日:全教科の総合カリキュラム表が配付されます。この週の各授業時間の最初に、その授業の前期シラバスが配付されます。

③初回塾長面接:21日からの週に、全員との進路面接が行われます。

④校長面接:塾長面接と平行して、校長面接が実施されます。

⑤5月1日:第一回医進塾メディカル試験実施
※かなり難しい試験です。合宿前の実力診断の意味もあります。全力でぶつかってください。

⑥5月3-4-5「医進塾合宿」開催
※詳細は今週末までにお知らせいたします。

新学期は本当に忙しく、あっと言う間に過ぎ去ります。時間の流れに流されないよう、自分のペースと勉強の計画をしっかり立てて進みましょう。

2008年4月14日月曜日

医進塾開講式+初回授業




14日は医進塾の新学期開講式でした。

小山敬校長から激励の言葉があり、その後すぐに授業に入りました。

授業は『数学ⅠA』(杉尾講師)でした。テキストは医進塾独自のものを使い、必要に応じて(生徒の学力に合わせて)補助教材を使います。

数学ⅠAは各コースの生徒のほとんど全ての方が受講する授業ですが、受講生数は10名弱です。

写真では良く分からないかもしれませんが、全員が入っても10名程度の大きさの教室仕様です。机も椅子もゆとりと余裕のあるものに限定しています。

隣の人のノートが見えてしまうというようなことは、医進塾では考えられません。

いろいろな参考書、辞書などを並べる空間も場所も保証されています。塾生の皆さんには是非ともこの環境を最大限活用してもらいたいものです。

2008年4月13日日曜日

くすのき広場


早稲田ゼミナールには二つの大きな校舎の間に「くすのき広場」という場所があります。この写真がそれです。大きなくすの木があるのがおわかりでしょうか。
春や初夏、それに秋などの天候の良いときは塾生がここに椅子とテーブルを出して勉強したり、食事をしたり、時間の合間にいろいろな情報を交換したりしています。
雑居貸しビルでは、なかなかこういう空間は取れません。学校法人では全ての建物の所有を義務付けられていますので、設計によってはこのような場所が可能になります。
直接授業にはかかわりのない場所ではありますが、勉強の合間の息抜きや友人との語らいには絶好の場所でもあります。このような余裕とゆとりが、一年間と言う長丁場の勉強には必要なときがたくさんあります。
その意味でも医進の生徒は幸せなのだな、と思ったりしています(笑)。

天候激変(笑)

昨日の温度が21度、そして今日が11度ということで、なんだか寒さが身にしみますね(笑)。温度差10度というのはちょっと普通ではない感じがします。

今日は1100から「医進塾教務会議(講師会)」があり、担当の先生方が全員勢ぞろいして、明日からの前期授業のことについて、具体的なことを話し合いました。

最初の一週間はガイダンス期間です。こちらの指導予定・計画が果たしてそのまま進められるものなのか、あるいは補助教材を用意したほうがよいのか、もっと難しい教材に代えた方がよいのか、等の「微調整」期間でもあります。

医進塾のカリキュラムは確定していますし、教材もしっかりしたものが全てそろっています。ですが「年年歳歳花相似たり、歳々年々人同じからず」ですから(笑)、毎年新入生の方に合わせて調整をするのは当然なことです。

明日が最初の授業です。

最初の週は疲れることも多いと思います。朝900から夜の800まで連続6コマの授業を受けるのは大変なことです。しっかりとした心構えをもって授業に出てください。

私たちがいつも強調することのひとつに「ヘンな予習は害になる」という言葉があります。最初はすなおな気持ちで先生の授業を聞き、説明に集中して「理解」することを心がけましょう。

先生方はみな、その「理解」にあわせて「演習」をしてくださいますから、その演習も教わったことをそのまま適応して解答してみてください。

その演習を何度かするうちに「ここはこうしたほうが解きやすい」「この部分はこっちの解き方のほうが便利だ」ということが分かってきます。

解き方に工夫をこらすようになるのはここからで十分です。

英語でも数学でも、ヘンに予習をしてこようとすると、間違った理解、力ずくの解答を出すことがあり、それを訂正・修正するのに時間がかかって本当の理解にまで行かないことがある、と、毎年のように先生方から指摘されます。

最初は素直に、工夫はその後、自分なりの解き方は最後の段階、という、武道でいう「守・破・離」の教えは勉強にもそのまま当てはまるようです。

明日からの授業に集中できるよう、今日はゆっくり休んでください(笑)。

みなさんの元気な顔を見られるのを楽しみにしています。

2008年4月11日金曜日

予期せぬ出来事

昨日のJR事故は結局完全復旧まで丸一日かかり、50万人の方に影響を与えたとの報道がなされていました。

私もそのうちの一人ではありますが、朝早く来たのと夕方は混乱を見越して比較的早めに動いたのとで、あまり大きな影響はありませんでした。でも、朝も夕方も駅や電車内の混雑に巻き込まれて、非常に大変な思いをされた方も多かったと思います。本当に大変だったですね。お疲れ様でした。

今回の事故に限らず「予期せぬ出来事」というのは人生にはつき物です。ある意味では人間の生活とは「予期せぬ出来事」の連続だともいえるかもしれません。

「こんなに一生懸命勉強したのに、点数が上がらない」「勉強した範囲から出なかった」「予想したのとは違う形式の問題が出た」・・・等々。誰でも一度くらいは体験したことがあるのではないでしょうか。

そのようなときにどう対応できるかが「合否の分かれ目」なのだと思います。パニック状態になってしまうと本来の力も発揮できず、苦杯をなめることになります。まずは「冷静に対応する」ことです。冷静になりにくいときに、あえて自分を抑えて冷静な状態に持ってゆくのですから、これには訓練が必要です。

そう思うと「受験勉強」のときほどこの訓練、練習が集中的に、かつ合理的にできる時期はないのではないでしょうか?

受験勉強は「訓練」ですから、必ずしも楽しいことばかりではありません。でもそれによって鍛えられた精神力は、その人を一生支えるものになるはずです。また自分を高める努力の持つ意味、つらい「修行」の意味が理解できていれば、今以上の、一歩先の自分の姿を具体的に思い描くこともできるはずなのです。

医進塾が「練習量が全てを決定する!!」と言っているのには、そのような意味もあってのことです。

2008年4月10日木曜日

自習での教室使用

今日は朝から中央線が発電所火災で止まっているそうですね。我が家も中央線沿いにあるのですが、その影響で自宅そばのバス停前には人があふれており、おまわりさんが何人かで整理にあたっているとのことでした。復旧にはあと1時間はかかるとのこと、利用されている方は大変だと思います。どうぞ気をつけて目的地に向かってください。

そんな中、医進塾には朝から勉強をしに何人かの塾生が来てくれています。今日が新学期テキスト配付日なので、そのテキストの予習や、単語の暗記、SUPプログラムなどで時間を有効に使ってくれるように期待したいところです。

医進塾では休日に来校し、自習室や教室で勉強する人に「自習スケジュール表」を提出してもらうようにしています。

朝学校にきたら、勉強の準備を終えてすぐにその表にその日一日の自分の勉強の大まかな予定を書きます。それを事務局に見せてチェックを受け、それから勉強開始!!というわけです。

いま「大まかに」と書きましたが、人によってはかなり詳しく書くタイプもおり、利用の仕方は人様々です。私がいるときには私のチェックを受けるのですが、これは「確認」以上の意味を持つものではありません。

自学自習の一番いけない部分は「自分の得意な教科しかやらない」傾向に走りやすいということで、そこだけはチェックさせてもらいますが、それ以外は「じゃ、がんばってね!」の一言でOKです(笑)。

慣れると表の作成にはほんの4~5分しかかかりません。それだけでその日一日の勉強が計画だってできるのならば、時間の無駄とはいえませんし、予定通り勉強が進んで全ての項目欄に「済」のマークが入ったときの爽快感は、なかなかによいものです(笑)。そのようなときは塾を出て帰宅の途に着くときの塾生の表情も、心なしか普段よりは明るいようですね。

こちらも、その生徒が普段どのような勉強のプロセスを踏んでいるのか、どのような教科や科目を重点的にやっているのかについての大枠がわかり、何かのおりに話しの接ぎ穂や指導の手がかりになったりして、便利なものです。

少人数制だからできる強みでもあります。

今年1月、試験を前にした不安な時期にそれまでにこちらで保管してあった4月からの「自習スケジュール表」を、各自に返却しました。一人数十枚になっていたと思います。

合格した人に後から聞くと『もらったときは「へ~」と思っただけだったけれども、家に帰ってしげしげと見たとき、自信がわいてきました!』とのことでした。

自信は一朝一夕につくものではありません。日々の努力の積み重ねしか他に方法はありません。その日々の努力をきちんとした「形」にしてとっておくことの大切さは、後になって初めて分かるものです。

ちょっと面倒なシステムかもしれませんが、医進塾のこの自習システムはそれを狙っているものです。

2008年4月9日水曜日

医進塾講師会議

医進塾の新学期は14日開講です。

それに先立って13日に「全体教務会議」を開催します。この会議は年に数回行うものです。特に新学期、7月、12月の会議は重要です。中でも医進塾が一番力を入れるのが、この「新学期会議」です。

先生方が全て一同に会し、塾生のみなさんの、①現時点での学力、②志望校の種類とlevel、③新学期の具体的な授業内容、等を話し合い、最終的なすりあわせをします。

教材や教え方その他はすでに決まっています。あとはそれをどのように生徒の個人差に合わせて微調整するかです。

医進塾では、今年は特に「数学」に力を入れる計画を立てています。英語を初めとする他教科はいままでどおりで、それに「数学」の時間を増やしました。これはけっこう大変でした(^_^;)。

新時間割は「ニュース」欄に出したとおりです。ごらんになれば分かるとおり「数学ⅠA、ⅡB、ⅢC」がそれぞれ90分×2コマずつ合計6コマあり、それを補強するかたちで「総合数学」が90分×2コマおかれています。それだけではなくウィークリー講座には「基礎数学・応用数学」が選択で2コマ置かれ、それに加えて「計算力特訓」が1コマ、「数学総合演習」が1コマ、合計12コマの授業数です。

全部で総時間数は18時間。50分授業に換算すると21時間以上の時間数になります。通常の高校ならば丸々3年間分の授業がここに置かれているわけです。

授業だけがどんどん先を行くのではなく、医進塾の授業は「講義+演習」でワンセットですから、それに見合うだけの問題演習も一緒におこなわれます。このシステムを「スクランブル・システム」と呼んでいます(体系的に教えたことを、演習の時間にいろいろやってみて最終的に定着させるまでやるからです)。

講師会議は、いわばこの「スクランブル・システム」の最初のステップともいえるでしょう。

どうぞ14日からの授業をお楽しみに!!

2008年4月8日火曜日

雨の日

朝から一日雨でした。まだ降っていますね。

医進塾には朝から数名の塾生が来て新学期の予習をしております。英語SUP(step-up-program)を、この時期に集中的にしてしまおうという方も多いようです。

医進塾独特のプログラムのSUPは、こういうときに大変便利です。一枚一枚はたいしたことのない英語構文プリントなのですが、1枚やって提出するたびに採点されて帰ってきますから、自分の進度が一目瞭然です。できたはずなのにできなかった、あっているはずなのに点がもらえなかった・・・、そんな体験を、このSUPをやりながら数え切れないほど積み重ねて、最終的にどこからも減点されない答案作成の技術が身につくようにできております。

新学期登録している塾生の中には、もう「初級文法」80枚を終えて、「中級構文」に入り、それももう60枚(全部で中級は90枚です)の合計140枚を終わらせた人もいます。

一口に140枚と言いますが、一枚終わらせるのに最低でも20分から30分はかかります。復習の時間を入れたらもっとかかることでしょう。その140倍の時間をこの二ヶ月ほどでやりとげたことになります。力のつかないわけがありません。

授業が始まるとなかなかSUPにかけられる時間もなくなります。今のうちにできるところまで進んでおくのは大変によいことです。心の準備にも頭の準備にもなることでしょう。

医進塾では「練習量が全てを決定」します。その練習もただのがむしゃら練習ではなく、きちんとしたコースに従って行う練習であることは言うまでもありません。

一人でも多くの方がこのSUPに挑戦して、英語や数学の「不得意」だという気持ちを乗り越えてくれることを期待いたします。

2008年4月5日土曜日

ゼロ学期終講!

今日4月5日で「ゼロ学期」が終了しました。合計21講座を全部受講してくれた人も何人かおり、皆よいスタートが切れたようです。

私は昨日と今日で『基礎英作文』を担当し、90分×2回の授業で、合計80題の問題をこなしました。医進塾の「英作文プリント」は全部で400題強の問題を網羅しており、そのうち300題が「文法・構文作文」、残りの100題と少しが「表現英作文」という、割り振りになっています。

その最初の300題のうちの80題を2日で終わらせてしまったのですから、受講生の疲れは尋常ではなかったことでしょう。

医進塾では英作文は全て「板書⇒解説・添削⇒(次回の授業で)確認テスト」のパタンで行います。大手の予備校では「英作文」と名乗りながら講師の一方的な解説だけで終わらせてしまっているところもあると聞いておりますが、医進塾ではそのようなことは絶対にありません。

頭の中で分かっていることと、実際に自分の手で書いてみることとの間には、それこそ「海よりも深い」(笑)溝(みぞ)があります。「分かったつもり」になって実際の試験に臨むほど恐ろしいことはありません。

今日の授業でもwriteの現在分詞(-ing形)をwrittingと書いて注意された人がいました(正しくはwriting.tはひとつです)。主語がHeなのにhaveで受けて怒られた人もいました(笑)。以前のことですが、「スキーに行く」をgo skying(正しくはskiing)とやってしまった人もいました(笑)。

みな注意を受けると「あ!」と言とか言って頭をかくのですが、「その『あ!』がいけない!」といつも指導しています。「医師とはケアレスミスが許されない仕事」なのですから、医学部に行こうという人には特にこういう点に注意してもらいたいと思ってのことです。

英作文に限らず、医進塾のテキストやプリントは、過去の受験生たちのerror analysis(誤答分析)の上に作られたものです。「何が出るか」も大事ではありますが、同時に「どこで間違うか」を知らなければ合格答案は作れません。

いうなれば医進塾のテキストは「先輩方の間違いをもとに、それを二度としないためにはどうするか」に焦点をあてて作られているということです。

だからこそ、英作文に限らず医進塾では「復習を徹底的に!!」と呼びかけているのです。予習は「してきて当然」ですが、自分流の、間違った予習をしてこられると、授業がしにくいことが多々あります。それよりは「授業+演習」でやった部分を、復習の時点で徹底的に頭にいれるほうが、得点には直接結びつくことになります。

医進塾で「ノートの取り方、作り方」まで指導するのは、それが理由なのです。自分勝手な作り方でノートを書き散らしても、有効な復習はできません。

新学期は14日に始まります。今日の英作文80題も、いつか必ず試験にだされることでしょう(笑)。どうかそれまでにきちんと頭に入れておいてください。

2008年4月4日金曜日

医進塾の春合宿

医進塾では年三回「学力教科合宿」を行います。春は5月3-4-5の連休時を計画しています。

『合宿』で勉強・・・というと、あまりよいイメージを持たない方が多いのではないでしょうか^_^;。大きな教室に何十人も詰め込まれて、朝から晩まで勉強・勉強・試験・試験・・・で追いまくられるというイメージを持っている人も多いと思います。

医進塾の合宿はそれとはちょっと違うのです。

まず何よりもそこには「徹底して勉強ができる!」という安心感があります。「中途半端な理解ではなく、とことんまで教えてもらって、疑問を完璧になくすまで勉強できる!」という余裕とゆとりがあります。

教える側も、一般の授業の時とは違い、時間切れを心配する必要がありません。授業で間に合わなければ自習・予習の時間にいくらでも時間をとって教えることができます。それに応じて徹底した演習もさせることができます。

その分時間は確かにかかりますが、それは「いやなことを無理やりやらされる時間」ではなく「分からなかったことが分かるようになる時間」なのです。

それに加えて、合宿は「皆で苦しいことを乗り越える」ための、非常によい体験・経験にもなります。合宿時は生徒も講師も、そして事務局のメンバーも、みんな一緒です。授業だけではない新しいふれあいが生まれて来ることもあります。授業中の姿しか知らなかった講師の先生や友人の、思わぬ面を見てそれを励みにすることもあるでしょう。

それらを可能にするためには、医進塾で行っている通常の授業を、そのまま外に持ち出したような合宿ではだめなのです。徹底した個別指導を元にした、勉強に「止めを刺す」まで教え、学ぶ体制がとられている必要があります(ウェブページの「合宿」をご覧下さい。一応のイメージはつかんでいただけるものと思います)。

具体的な実施内容は近日中にアップいたします。興味のある方は、お早めに医進塾事務室までお問合せください。

2008年4月3日木曜日

ゼロ学期最終ターム

明日から医進塾ゼロ学期の最終タームが開講されます。講座は『英単語特訓』と『基礎英作文』です。

『英単語特訓』は、科学的に英単語を暗記するにはどうするか、に的を絞って「記憶のコツ」を集中的に教える授業です。実際に目の前で数十個の単語を短時間で暗記してもらうという演習が導入されます。

『基礎英作文』では、暗記した単語をどのように「使うか」がポイントです。英作文には「表現英作文」と「文法・構文英作文」があります。前者は英語になりにくい表現を、どのように読みやすい普通の英文にするかを確認するための練習です。後者は、文法の時間で習った内容が、的確に頭の中にはいっているか、を確認するための練習です。

「彼を長い目でみてやろうよ:Let's give him time. が「表現英作文」の典型問題。
「ミルクが熱すぎてその赤ちゃんは飲めない:The milk is so hot that the baby cannot drink it.」が「文法・構文英作文」の典型です。

『基礎英作文』の講座は、この「文法・構文英作文」を徹底して演習しようという内容です。

『練習量が全てを決定する』という医進塾の方針が生かされた講座です。

トライアル授業としても受講しがいのあること、間違いなしの講座ですので、是非チャレンジしてもらいたいと思います。

今日は宣伝で終わります(笑)

2008年4月2日水曜日

出来ることとできないこと

昨日のAちゃんから『岳人はぼやかず』という言葉を教えてもらいました。彼女もこの言葉を高校の先生から教えてもらったということです。

岳人は「山登りをする人」のことです。山に登る人は自分を取り巻く環境についてああだこうだいうことなく、その中で最善を尽くして頂上を目指すものだ、というような意味でしょうか。

受験生を励ますために言ってくれた言葉だということですので、たぶん私の解釈で合っているだろうと思います(違っていたら教えてください(笑))。

自分の周りが「こうであってほしい、ああであってほしい」とは、一般的に誰でも思うことです。それが悪いというのではありません。その希望があってこその文明の発展だったはずです。

でもそれがぼやくことだけに終わってしまい、自己正当化に通じたとしたら、どうでしょう?

いくら事前調査を徹底して行っても、登っている最中に天候が思わぬ方向に変わることがあるかもしれません。装備が状況と環境の変化の全てに対応できていなかったということが分かるかもしれません。予想に反して道が険しく、想定外の体力を消耗した結果、遭難の憂き目にあうかもしれません。

そのようなときに、周りを、そして自分を責めず、その時、その瞬間で自分のできることのすべてを冷静に判断して実行すること、これが『岳人はぼやかず』の本当の意味なのだと改めて思います。

ぼやいてみたところで状況は変わらず、それに上手に対処できなければ自分の生命が危険にさらされるわけです。山の中で遭難した時にぼやいて自己正当化を試みたところで、それが何になるでしょうか?

そう思うとこの『岳人はぼやかず』は、以前このブログでご紹介した『Who dares wins!:勇気あるものが勝つ!』に通じるものがあるようにも思います。

絶好調のときに自分を振り返るのは案外とやさしいかもしれません。反対に不調の極にいるときに自分を振り返り、自分の失敗の原因を冷静に分析し(ぼやくのではなく・笑)、その時その場で出来ることに最善を尽くして挑戦するためには、勇気が要ります。

そのための「勇気をもちなさい!」ということを、穏やかな表現で表したのがこの『岳人はぼやかず』という言葉なのではないでしょうか?

改めて読むと、奥の深さを感じる言葉ではありますね(^^♪

2008年4月1日火曜日

お別れの季節・・・

昨日で3月が終わり、今日から4月です。4月は「桜の季節」であり、私にとっては「お別れの季節」でもあります。

一緒に勉強をして、無事第一志望に通った生徒たちにさよならをするのは本当に寂しいものです。3月31日までは「学籍上」は在学ですので、まだ「うちの生徒」というイメージがありますが、4月1日からはもうはっきりと「向こう側の人」になるわけです。毎年のこととは言え、なかなか慣れませんね^_^;。

昨日は、以前の学校で教えたAちゃんUちゃんの姉妹が遊びにきました。以前の女子高でたまたま英語を教える機会があっただけのことなのですが、AちゃんのほうはESSのメンバーでクラブ合宿をしたりしましたし、Uちゃんのほうは医学部生ということもあり、医進塾の仕事を手伝ってもらったりしたことがあったので、なんとなく今までお付き合いねがっていたというわけです。

私のように特に特徴もない先生を良く覚えていてくれるなぁと、感心するくらいいろいろな機会に連絡をくれました。一緒に夕食を食べたりするのも、思い返せば(笑)恒例になっていたくらいです。

妹のAちゃんが(もう22歳ですから正式には「Aさん」といわなければならないのでしょうが、どうも以前の印象が強くて、私の中では「Aちゃん」のままです(笑))、この3月に薬学部を卒業し、就職が決定。新人研修で札幌に行くということでしたので、それじゃ!ということで夕食をご一緒させてもらいました。

お姉さんのUちゃんは、医学部で、卒業までもうちょっとしごかれなければなりません(笑)。でも今年から親元を離れ、下宿で自立の第一歩を踏み出したそうです。

思い返せばこの七年間(笑)、彼女たちとはずいぶんとヘンなお付き合いでした。大学セミナーハウスでESSの合宿をしたとき、夜中にMr.G(Blattella germanica:女性に大変嫌われるある種の昆虫。一般的にはゴ○ブリとも呼ばれる(笑)ものを、医進塾ではこう呼んでいます)をたたきつぶしたスリッパをぶつけ合ったりしたこともありました(笑)。

そんな彼女たちが、それぞれ自分の道を選んで遠くに行ってしまうということは、本当は喜ばなければいけないはずなのに、やはり寂しいものです。

「別れ」は新しい出会いを生みます。その出会いが将来、もっと大きな別の出会いを生むこともあるでしょう。

医進塾を巣立っていった人たちも、もう何人もの方が帰ってきてくれました。それらの人たちがいつかみんなでここに集まり、世代と時代を超えて自分の青春時代の夢を語ってくれたらなぁ、というのが私の願いです。

Aちゃん、Uちゃん、お元気で!
また遊びに来てください!

今日はきわめて個人的な思い出でした^_^;)